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令和4年第3回定例会(第3号) 本文 2022-09-01
令和4年第3回定例会(第3号) 名簿 2022-09-01

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  1. 南房総市議会 2022-09-01
    令和4年第3回定例会(第3号) 本文 2022-09-01


    取得元: 南房総市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    1:     ◎開議の宣告 ◯川上清議長 ただいまの出席議員数は18人です。  直ちに本日の会議を開きます。                                         (午前10時00分)    ──────────────────────────────────────────     ◎議事日程の報告 2: ◯川上清議長 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。    ──────────────────────────────────────────     ◎一般質問 3: ◯川上清議長 日程第1、一般質問を行います。  本日は6人の一般質問を行います。  通告順に質問を許します。  初めに、安田美由貴君。 4: ◯安田美由貴議員 12番、安田美由貴、初めに新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きいたします。  1点目、感染状況と医療提供体制についてお伺いします。  1番目、6月から8月までの市内の感染者数はどのように推移していますか。現時点での入院者数・自宅療養者数はどのようになっているんでしょうか。  2番目、富山国保病院での患者の受入れ状況はどのようになっていますか。  また、3番目に富山国保病院の発熱外来についてですが、電話による診察やオンラインによる診察の実施状況はどのようになっているのかお聞かせください。  2点目、症状が出たときの対応についてです。  1番目、感染が拡大する中で、かかりつけ医や発熱外来、県の相談用の電話がつながりにくい、診断までに時間がかかり、保健所からも連絡が来ない、食料支援もどうやって申し込めばいいのか分からない、このような声があります。これらの状況にどのように対応したらいいのかお聞かせください。
     2番目、自宅療養者はスマホを使ってマイハーシスの入力を行う必要があります。特に最初の入力までの手続が煩雑で、基礎疾患がなくても熱や激しい喉の痛みなどでふらふらの状態の人が考えて入力をするのは大変です。ログイン用のメールアドレスとパスワードは、健康な状態の時に考えておくとよいのではないかと思いますので、入力情報に関するマニュアルをつくり、あらかじめ市民に周知をする考えはありませんでしょうか。  3点目、ワクチン接種についてです。オミクロン株に対応したワクチンの今後の予定はどのようになっていますか。  続いて2問目です。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)からの寄附や同団体への感謝状の贈呈についてお聞きいたします。  1点目、寄附金の受け取り状況についてです。  1番目、令和元年の台風15号等での被災時に、鋸南町では、足立区の社会福祉協議会を経由して、同団体から20万円の寄附を受け取っていましたが、南房総市ではそのようなことはないんでしょうか。  2点目、社会福祉協議会が行った感謝状の贈呈についてです。  1番目、南房総市社会福祉協議会が、同団体の平和ボランティア隊に感謝状を贈呈したことについて、市としてどのように考えますか。  2番目、三重県伊賀市や埼玉県三芳町の社会福祉協議会ホームページ上では寄附に関する見解を示していますが、市としても社会福祉協議会に同様の見解を表明するよう助言をする考えはありませんか。  3問目、通行止めとなっている千倉橋西側の川尻橋の今後の予定についてお聞きいたします。通行止めのまま放置されて何年経過していますか。今後どのようにする予定なんでしょうか。改修を行う考えはありませんか。  4問目、情報セキュリティー対策についてお聞きします。  1点目、校務用ネットワークへの不正アクセスについてお聞きします。  1番目、ランサムウエアによる不正アクセスの経緯と経過はどのようになっていますか。  2番目、復旧に必要な予算の内訳はどのようになっているんでしょうか。  2点目、今後の対策についてです。  1番目、今回サイバー攻撃を受けなかったサーバー等のセキュリティー対策は大丈夫なんでしょうか。バックアップごと駄目になった場合の対策についてどのように考えていますか。  2番目、抜き打ちでメールを使った訓練を実施している企業などもあります。職員にそのような訓練を行う考えはないかどうかお伺いいたします。  以上で最初の質問を終わります。 5: ◯市長 それでは、安田議員の御質問にお答えいたします。  1問目の新型コロナウイルス感染症対策についてお答えします。  まず、1点目の感染状況と医療提供体制についての1番目、6月から8月までの市内の感染者数はどのように推移しているのか、現時点の入院者数・自宅療養者数はどうかについてですが、8月25日現在の感染者数は2,851人で、入院者数は25人、自宅療養者数は423人となっております。また、月別ですと6月は29人、7月は464人、8月は1,160人となっております。  次に、2番目の富山国保病院患者受入れ状況はどうかについてですが、8月25日現在で入院患者数は13人で、月別の受入れ状況は6月は1人、7月は33人、8月は53人となっております。  次に、3番目の発熱外来の電話による受診やオンラインによる受診について実施状況はどうかについてですが、富山国保病院では電話による診察を行っており、患者の家族に陽性患者がいる場合で発熱などの症状がある場合には、みなし陽性として診断する場合があります。オンラインでの診察は現在行っていない状況です。  次に、2点目の病状が出たときの対応についての1番目、感染が拡大する中で、かかりつけ医や発熱外来、県の電話相談がつながりにくい、診断までに時間がかかり、保健所から連絡が来ない、食料支援もどうやって申し込めばいいか分からないという声があるが、これらのケースにはどう対応したらよいのかについてですが、現在、安房管内をはじめ県内の発熱外来は大変混み合っており、予約が取りにくい状況となっております。そのような状況を踏まえ、県では、発熱外来に負担をかけずに感染者を把握し、その後の支援等へつなげるため、千葉県新型コロナウイルス感染症検査キット配布陽性者登録センターを設置し、濃厚接触者または重症化リスクの低い方を対象に検査キットの無料配付を行っており、発熱外来については、病院によって、在宅のまま電話等によるオンライン診療により新型コロナウイルス感染症の確定診断を受けることも可能となっております。  食料支援につきましては、自宅療養者で希望する方に対して、県から送信されたショートメッセージからインターネットでの配食サービスの申込登録ができます。また、市と社会福祉協議会が連携し、日用品等の生活必需品の買物代行を実施しております。  次に、2番目のマイハーシスの最初の入力までの手続は煩雑なので、入力情報に関するマニュアルをつくり、あらかじめ市民に周知する考えはないかについてですが、新型コロナウイルス感染症と診断された方、その御家族の方へ向けた情報として、市のホームページから県のホームページへリンクし、マイハーシスの登録を含む新型コロナウイルス感染症の陽性判明から療養終了までの流れについて確認できるようになっております。  次に、3点目のオミクロン株に対応したワクチン接種についてですが、オミクロン株対応ワクチン接種を実施するかどうかは、現在、国の厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会において審議されておりますが、令和4年10月半ば以降、初回接種完了者全員に対して接種をすることを想定して準備するよう通知がありました。対象者や接種間隔などの詳細については、今後得られる情報を踏まえて引き続き検討することとされていますのでまだ決定していない部分も多いですが、円滑に接種が実施できるよう国の動向を確認しながら、準備を進めてまいります。  次に、2問目の世界平和統一家庭連合からの寄附や同団体への感謝状の贈呈についてお答えします。  まず、1点目の寄附金の受け取り状況についてですが、令和元年房総半島台風等による災害発生後、多くの方々から義援金、ふるさと納税による寄附金、応急物資やボランティア活動などの復旧・復興のための温かい支援を頂きました。御質問の世界平和統一家庭連合からの寄附についてですが、同団体からの寄附金、義援金は確認できませんでした。  次に、2点目の社会福祉協議会が行った感謝状の贈呈についての1番目、感謝状の贈呈を行ったことについてですが、令和元年房総半島台風等で市の全域に甚大な被害があったことから、市社会福祉協議会が設置した災害ボランティアセンターにおいて、世界平和統一家庭連合平和ボランティア隊ボランティア活動を行い、その活動に対し感謝状を贈呈したとの報告を受けております。市としては、甚大な被害を受けた市域の復旧のためにボランティア活動をした団体の1つとして感謝状を贈呈したものと考えております。  次に、2番目の寄附に関する見解表明の助言についてですが、社会福祉協議会は活動趣旨に賛同する多くの方から寄附を受けておりますが、社会的に問題のある組織・団体からの寄附は受けておりません。また、今後も寄附の受け取りに関しては慎重に対応していくとのことですので、市としては、寄附に関する見解を表明するよう助言することは考えておりません。  次に、3問目の通行止めとなっている千倉橋西側の川尻橋についてお答えします。  今後の対応についてですが、川尻橋は、平成28年の定期点検の結果、橋全体が著しく腐食していたため、安全性の観点から平成30年10月に通行止めの処置を行い、約4年が経過しています。橋桁及び高欄の腐食が激しく、修繕は困難なため解体撤去を検討しております。  次に、4問目の情報セキュリティー対策についてお答えします。  先に、私から2点目の今後の対策についてお答えします。  まず、1番目の今回サイバー攻撃を受けなかったサーバー等のセキュリティー対策は大丈夫なのかについてですが、市の情報系システム、基幹・福祉系システムについては、総務省から発表されている新たな自治体情報セキュリティー対策の抜本的強化の中に記載されているセキュリティーモデルにより対策を行っています。  また、バックアップごと駄目になった場合の対策についてどう考えているのかについてですが、情報系システム、基幹・福祉系システムについては、ネットワークから切り離した媒体によるバックアップを行っており、今回のようなことがあったとしても、バックアップを行った時点での復旧が可能となっています。なお、今回のことを受け、これらのシステムの点検を行うとともに、稼働中の個別システムで直接インターネットに接続しているものについても点検をしています。  次に、2番目の抜き打ちでメールを使った訓練を実施している企業もある、職員に訓練を行う考えはないかについてですが、情報系システムを使う職員は、毎年、情報セキュリティー研修を受講しており、先ほど申し上げました総務省から発表されておりますセキュリティー対策を行っていることから、現在はその実施については考えておりません。  以上で私からの答弁を終わります。 6: ◯教育長 4問目の情報セキュリティー対策についてお答えします。  まず、1点目の校務用ネットワークへの不正アクセスについての1番目、ランサムウエアによる不正アクセスの経緯と経過はどうかについてですが、初めに7月17日の午前3時30分に市の委託事業者がサーバーの疎通ができないことを確認し、市担当者に通報いたしました。市担当者と委託事業者が調査を行ったところ、ランサムウエア攻撃を受けたことが判明し、警察に相談いたしました。現在も警察で侵入経路等を調査しているところであります。校務ネットワークは現在仮復旧作業中で、9月中にはネットワークの再構築と校務用端末の学校への配布を行うことができると想定しております。なお、本件は継続中の捜査案件であるため、詳細についての回答は控えさせていただきます。  次に、2番目の復旧に必要な予算の内訳はどうなっているのかについてですが、仮復旧に要する経費は、調査費用として480万円、ネットワークの再構築費用として1,340万円、合計1,820万円で、消費税182万円を加算した2,002万円です。  以上で答弁を終わります。 7: ◯安田美由貴議員 それでは、1問目の新型コロナウイルス感染症対策について再質問をいたします。  1点目の1番目、感染状況についてお伺いいたします。  まず、クラスターの定義というのはどのようになっているんでしょうか。 8: ◯保健福祉部長 クラスターの定義ついてどのようになっているかについてお答えしたいと思います。  厚生労働省のホームページによりますと、同一の場において5人以上の感染者の接触歴が明らかになったことを目安としているということです。  以上です。 9: ◯安田美由貴議員 これを踏まえて、教育委員会にお伺いしたいと思います。  学校などでクラスターが発生した場合、県に届出を行うかどうかの判断について教育委員会として基準を設けているんでしょうか、それとも学校長等の判断によるものなんでしょうか。 10: ◯教育次長 クラスターが学校等で発生した場合、県に届出を行うかどうかの判断についてですが、陽性者の把握、クラスターかどうかについては県が判断するものとなっています。 11: ◯安田美由貴議員 3番目の発熱外来についてお伺いしたいと思います。  先ほどの答弁では、富山国保病院というふうな概要でお答えいただきましたが、市内で発熱外来を行っている医療機関はほかにどこがあるんでしょうか。 12: ◯保健福祉部長 市内で発熱外来を行っている医療機関についてお答えしたいと思います。  これにつきましては、あくまでも県のホームページに掲載されているものになりますが、8月26日現在で、市内では千倉地区の野崎医院並びに七浦診療所、丸山地区の石井クリニック、和田地区の間宮医院、白浜地区の白浜中央医院の5者となっております。  以上です。 13: ◯安田美由貴議員 2点目の症状が出たときの対応についてお伺いしたいと思います。  社会福祉協議会の生活支援(買物代行)の実施状況というのはどのようになっているんでしょうか。 14: ◯保健福祉部長 社会福祉協議会の生活支援(買物代行)の実績についてですが、令和3年度に4件、今年度に入りまして、8月25日現在ですが、5件となっております。  以上です。 15: ◯安田美由貴議員 自宅療養者はとても今多くて、過去最多の感染者数に対してこの状況なので、できれば周知を続けていただきたいというふうに思います。  2点目の最後になりますけれども、罹患後の手続についてお伺いしたいと思います。  パートなどで働く人が新型コロナウイルス感染症にかかり、仕事を休んだ場合、傷病手当金の申請手続というのが必要になってくると思います。国民健康保険に加入している人の傷病手当の件数というのは現在どのようになっているんでしょうか。 16: ◯市民生活部長 国民健康保険に加入している人の傷病手当金の申請件数ですが、本制度は令和2年度から実施しております。令和2年度は1件、令和3年度はゼロ件、令和4年度は8月末現在で2件となっております。 17: ◯安田美由貴議員 なかなか申請手続とか、ここまで感染者数が広がっている中でとても少ないというのがちょっと、周知をしていただけたらというふうに思います。それで、申請窓口というのは本庁だけで受け付けているのか、郵送による申請は可能なのかについてお伺いいたします。 18: ◯市民生活部長 傷病手当金の申請に当たりましては、まず、本庁の保険年金課に電話でお問合せを頂きます。申請は、本庁と朝夷行政センター及び各地域センターで提出可能ですが、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、郵送による申請をお願いしております。 19: ◯安田美由貴議員 あとは、個人事業主とかフリーランスというのはこの傷病手当金の対象外というふうになっていますが、対象を広げるということはなかなか難しいんでしょうか。 20: ◯市民生活部長 対象の拡大についてですが、国の財政支援の範囲内で事業を実施しておりますので、対象範囲を広げることは考えておりません。 21: ◯安田美由貴議員 やっぱり個人事業主とかそういった人は、かかったときがもうどうしても事業を止めなきゃいけないということがありますので、市の独自の支援でも検討していただけたらというふうに思います。  3点目、ワクチンの接種については、10月よりも前倒しでオミクロン株のBA.1に対するワクチン接種を開始するという話があります。ワクチンの接種後に休暇を取りづらいといった人もいると思いますので、働く人へのワクチン休暇への保障も、市として引き続き検討を要望いたします。  ワクチンの後遺症に関しましては、患者の情報がとても少ないといった理由から因果関係不明とされるケースというのが多く見られています。国の責任で情報をしっかりと集めて因果関係について調査を行い、補償を行うよう求めたいと思います。  また、ワクチンの接種後も新型コロナウイルス感染症の罹患後も、後遺症に関する相談の体制を整えて案内をしていただくよう要望して、次の質問に移りたいと思います。  それでは、2問目の世界平和統一家庭連合からの寄附や同団体への感謝状の贈呈について再質問をいたします。  台風被害の関係でお伺いします。寄附金等について再質問いたします。  令和元年の台風の際、市に対するふるさと納税による寄附や義援金はどのくらいあったのでしょうか。また、社会福祉協議会に対する寄附はあったんでしょうか。 22: ◯総務部長 市に対するふるさと納税による寄附金、義援金の額についてお答えいたします。私からは、ふるさと納税による寄附額についてお答えします。  寄附は1万1,967件、総額1億3,984万5,207円でした。 23: ◯会計管理者 市に対する義援金についてお答えします。  義援金は709件、総額で6,381万7,622円でした。  以上です。 24: ◯保健福祉部長 私のほうからは、社会福祉協議会の寄附金についてお答えいたします。  件数につきましては14件、金額につきましては158万5,812円でした。  以上です。 25: ◯安田美由貴議員 それでは、先ほどの答弁では、旧統一教会からの寄附金や義援金というのはその中でも確認されていなかったということでした。旧統一教会の資金源の7割が日本の信者からの莫大な献金によるものとも言われています。感謝状の贈呈についてお伺いしたいと思います。  先ほどの答弁では、ボランティア活動をした団体の1つとして感謝状を贈呈したものと考えているとの御答弁でした。旧統一教会は、市や社会福祉協議会などから感謝状を贈られることを1つの目的としているのではないかと考えます。南房総市の場合は、令和元年の台風被害をきっかけに、災害ボランティアだけではなく、農業支援のボランティアや市や区が管理している公園や道路の草刈りのボランティアにも加わっています。その都度、旧統一教会の平和ボランティア隊ホームページにその様子がアップされており、現在もそういった状況が続いています。旧統一教会の布教活動というのはすぐには行われません。病気や災害で人が弱っているところに、正体を隠して近づいて入り込んでしまう。集団結婚式で、市の重要なところで自由な選択肢を奪われる。多額の献金をさせることで、信者だけではなくその家族を巻き込み、生活困窮に陥れる。正体を隠す、人権を侵害する、多額の献金、このような普通の宗教とは程遠いカルト性のある反社会的な行為がなされているような団体です。そこに感謝状を送ってしまうということは、旧統一教会はすばらしい団体だとお墨つきを与えることにつながりかねません。知らぬ間に、カルト性のある団体の宣伝に加担をしていたのであれば、問題に気づいた時点で旧統一教会とは手を切るべきだと考えます。  市長にお伺いしたいと思います。旧統一教会というのは、問題のない団体であるとの認識なんでしょうか。 26: ◯市長 最近の様々な報道等を見聞きする範囲においては、好ましくない団体ではないのかなというふうには思っておりますけれども、ただそれを断定的に判断するまでの材料には、正直言って至らないのではないのかなというふうには率直には思います。ただし、慎重に当該団体との関係性については考えなければいけないというふうに思っています。 27: ◯安田美由貴議員 世界平和統一家庭連合というのは、2015年に統一教会から名称が変更され、現在も多額の献金被害が報告されている団体です。被害を受けた人を救済するという観点からも、市として消費者からの相談を受け付けるべきと考えます。  そこで、商工観光部長にお伺いいたします。霊感商法被害など消費者問題に係る困り事の相談窓口を広報などで案内を行う考えはありませんか。 28: ◯商工観光部長 霊感商法被害についての消費者相談の周知をする考えはないかという御質問ですけれども、市では霊感商法なども含めました悪質商法によります被害や契約トラブルなどの消費生活に関する相談に対応するために、月に2回、消費生活相談員を配置しまして消費生活相談窓口を開設しております。固有名詞は出せませんけれども、宗教団体との契約トラブルにつきましても、事例を添えて周知をしてまいりたいというふうに考えております。 29: ◯安田美由貴議員 ぜひそのようにしていただきたいと思います。救済窓口の周知ということとカルトに対する基本的な情報の周知を求めて、次の質問に移りたいと思います。  3問目、千倉橋の西側の川尻橋について再質問をいたします。  川尻橋はいつ頃造られて、何年が経過しているんでしょうか。 30: ◯建設環境部長 川尻橋につきましては、昭和46年に建設されまして、現在51年が経過しているところでございます。 31: ◯安田美由貴議員 どのような問題があって、4年間も通行止めという状態になっているんでしょうか。今後どのような課題をクリアをすれば、具体的な動きとなるんでしょうか。 32: ◯建設環境部長 川尻橋がどんな問題があって、これまで4年間通行止めのままであったかという御質問ですが、解体撤去工事を検討している中で、建設機械の進入路であるとか作業スペースの確保など施工方法が大きな課題となっておりました。最近、周辺の状況も変化してきておりますので、作業の方法等を再検討を行っているところでございます。 33: ◯安田美由貴議員 橋梁などの橋などの改修費用というのは公共施設等総合管理計画財政シミュレーションの中には反映されているんでしょうか。 34: ◯建設環境部長 橋梁の改修であるとか修繕につきましては、南房総市橋梁長寿命化修繕計画を策定しております。年度ごとの修繕経費の総額を公共施設等総合管理計画であったり財政シミュレーション等に反映をしているところでございます。 35: ◯安田美由貴議員 公共施設等総合管理計画については、川尻橋についてどういう方針かについて載っていません。総額が載っているということですが、事業費が大きいことが想定されるのであれば載せたほうがいいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 36: ◯建設環境部長 繰り返しになりますけれども、公共施設等総合管理計画には総額として反映しているところで、今後、解体撤去工事の具体的な方針等が決まった段階で、その内容等の見直しも行っていきたいと思っております。
    37: ◯安田美由貴議員 できれば大きな事業に対しては計画に載せていただきたいと思います。  続いて、令和元年度橋梁長寿命化修繕計画策定業務委託(社会資本)概要版というものがホームページで閲覧をできるようになっています。令和2年2月に策定されたこの計画は、川尻橋について今年度設計、令和7年度に改修工事というふうにあります。修繕の内容も、塗装の塗り替え、伸縮装置の交換、排水管の取付けと具体的に書かれていますが、改修はできないんでしょうか。 38: ◯建設環境部長 川尻橋につきましては、現地等の調査の結果、橋桁であるとか高欄、主要な部材全体に激しく腐食が至っていることから、そのほかにも橋台の空洞化などの大きな問題がありまして老朽化が激しく進んでおり、改修は困難と判断しております。 39: ◯安田美由貴議員 この修繕計画の中には評価が3という橋が幾つかありますが、全て通行止めにしているわけではないと思いますが、いかがなんでしょうか。また、今後、市として老朽化した橋は解体の方向で検討しているんでしょうか。架け替えは難しいんでしょうか。 40: ◯建設環境部長 橋梁点検の評価3の橋梁は17橋ございます。そのうち、損傷の状況であるとか現地の状況を確認して、危険性が高いと判断した2つの橋を通行止めにしているところでございます。全てを解体するかということですが、それぞれの橋梁の構造であるとか損傷の状況、また現場の状況などを勘案しながら、修繕または解体などの判断を行っているところでございます。川尻橋の架け替えにつきましては、50メートルほど下流側の国道410号の千倉橋に歩道が整備されておりますので、現在のところ、川尻橋の架け替えについては考えておりません。 41: ◯安田美由貴議員 じゃ、あとは市長に1問お伺いします。  町村合併による弊害として、道路改修がなかなか進まないということに憤りを覚えているといった声も寄せられています。十分な予算と人員を確保して、生活道路などの改修を優先的にやっていただきたいんですが、見解を伺います。 42: ◯市長 合併によっていわゆる生活道路の改修が以前より進まなくなったというのが、そのとおりなのかどうかというのは、どういうような根拠を持っておっしゃっているのかちょっと私には分かりません。そうした生活道路等の維持改修に関しては、特に住民の方々の御意見もよく踏まえながら、直近のことで申し上げますと、ここ三、四年ぐらいの間は、それ以前と比較すると、そうした道路の維持管理経費というのは、たしか私の記憶の中では倍ぐらいの金額でここ三、四年は推移してきています。ですから、それだけそうした生活道路の維持改修には市の予算もかけた上で、地元の方々の要望にお応えできるように努めているところでございます。 43: ◯安田美由貴議員 この項目の最後に一言申し上げます。川尻橋は、もともと寺庭から旧朝夷小学校に通学路として利用する人も多くありました。現在でも、千倉子ども園の裏のお寺にお墓参りに行きたいといった声や、南千倉側からはおどやに買物に行くのに車通りのないこの橋を渡っていきたいといった声も寄せられていますので、架け替え、改修等を検討していただけたらと思います。  最後に、4問目、情報セキュリティー対策について再質問をします。  1点目、校務用ネットワークへの不正アクセスの仮復旧についてお伺いいたします。  先ほどの答弁では、9月中にシステムの再構築と端末の配布を行うという話でしたが、現時点で通常の授業に支障はないんでしょうか。 44: ◯教育次長 現時点で通常の授業には支障はないのでしょうかについて回答申し上げます。  通常の授業につきましては、1人1台端末ということで、子供たちにはiPadを支給しております。それを使用していますので、現在は通常の授業には支障はありません。 45: ◯安田美由貴議員 2,002万円の仮復旧についてお伺いします。  今後、仮復旧したものを長期的に使う予定なのか、もしくは年度末などのタイミングで一斉に本復旧のためのシステム更新を行う予定なのかについて、予定をお聞かせいただきたいと思います。 46: ◯教育長 現在検討中であります。 47: ◯安田美由貴議員 今回の不正アクセスは、個人情報を盗み取り、身代金を要求するランサムウエア攻撃によるものです。ランサムウエア攻撃は、主に初期侵入、内部活動、情報喪失、ランサムウエアの実行という4つの段階で成り立っています。今後の対策として、脆弱性のチェックを定期的に行い、初期侵入を防ぐ未然防止策はもちろん必要なんですが、侵入されてもデータを抜き取られないよう被害の発生を防ぐ侵入を前提とした対策を取ることだったり、ネットワークから切り離した場所に複数のバックアップを用意しておくことなどについて検討を行うべきだと考えますが、いかがなんでしょうか。 48: ◯教育長 先ほどの答弁で申し上げましたけれども、現在継続中ということを申し上げました。ですから、攻撃を受けている状況であるというふうな理解をしております。また、捜査中でもありますので、詳細についてはお答えは控えさせていただきます。検討中であると申し上げます。  以上です。 49: ◯安田美由貴議員 とにかく入られたら困るので、侵入を前提した対策というのも今後検討していってください。セキュリティー対策の強化を求めて質問を終わりたいと思います。 50: ◯川上清議長 以上で安田美由貴君の質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。再開は10時40分。                                         (午前10時35分)    ──────────────────────────────────────────                                         (午前10時40分) 51: ◯川上清議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、木曽貴夫君。 52: ◯木曽貴夫議員 15番、木曽貴夫。私は、2点通告してある、先ほど同僚議員が質問した中でほとんどダブると思いますけれども、私なりに、同じように答弁が返ってくると思いますけれども、質問をしたいと思います。  まず、1点目、新型コロナウイルス感染症の対応について。  その中の小さい1点目ですけれども、陽性結果が出た後の患者への対応についてですけれども、病院、保健所、市の対応はどのような手順、対応になっていますか。  小さい2点目に、対応策についてですけれども、安房管内でも7月、8月、感染者数が増加していますが、感染者、濃厚接触者への対応はスムーズに流れているんでしょうか。  それと、2点目、これも同僚議員とほとんど同じ質問で答弁も同じだと思いますけれども、質問をしたいと思います。  校務ネットワークに対する不正アクセスについての中の1点目、不正アクセスで感染されてからの対応についてですけれども、市、委託業者、警察はどのように対応したのでしょうか。また、状況はどうなっているんでしょうか。  小さい2点目ですが、データ復旧の見通しやパソコンについてですけれども、今までのデータ復旧の見込みは期待できないのでしょうか。また、パソコン250台は使用可能か。同じ答弁が返ってくると思いますけれども、答弁をよろしくお願いします。 53: ◯市長 それでは、木曽議員の御質問にお答えします。  1問目の新型コロナウイルス感染症への対応についてお答えします。  まず、1点目の陽性結果が出た後の患者への対応についてですが、病院では、発熱外来等で陽性が確認できた場合は、医師から患者に連絡をするとともに、発生届を保健所に提出します。また、必要であれば解熱剤などを処方する場合もあります。その後、県から感染者へ療養に当たっての確認事項と、毎日の健康状況を入力するシステムであるマイハーシスへ登録を求めるショートメッセージが届くので登録を行い、システムによる健康観察を開始します。マイハーシス等による健康観察が難しい場合には、保健所から電話等で連絡を行います。また、感染者の健康状態等を踏まえ、療養場所の調整が行われます。  市としては、防災行政無線、安全安心メールを活用したお知らせやホームページ、広報紙を通じての情報提供を行っております。また、市民からの様々な問合せについて保健師等が対応しているところです。  次に、2点目の感染者、濃厚接触者への対応についてですが、安房管内で感染者が増加しているピーク時には、発熱外来、保健所等は逼迫した状況となり、通常どおりの対応が取れない場合もあると聞いております。また、濃厚接触者への対応ですが、現在、保健所は重症化リスクのある方への支援を重点化しており、濃厚接触者への連絡等は困難な状況にあります。そのため、感染者からも濃厚接触者への連絡をお願いしているところでございます。市へは、感染後の療養解除の判断や濃厚接触者の待機期間等、多くの問合せがありますが、これらについても丁寧な対応を心がけているところでございます。  以上で私からの答弁は終わります。 54: ◯教育長 次に、2問目の校務ネットワークに対する不正アクセスについてお答えします。  まず、1点目の不正アクセス確認後の対応についてですが、先ほど安田議員に回答いたしましたが、市と委託事業者とがランサムウエア攻撃を受けたことを確認後、警察に相談いたしました。現在は警察が捜査中であります。校務ネットワークについては、現在、仮復旧作業を行っています。  次に、2点目のデータ復旧の見通しやパソコンの使用についてのこれまでのデータ復旧は見込むことができないのかについてですが、これまでのデータはランサムウエアの暗号化機能でシステムファイルにロックがかけられており、データの復旧は見込めないこともあり得るのではないかと考えております。  次に、パソコン250台の使用は可能かについてですが、現在行っている仮復旧作業で校務用端末の再インストールを行っており、作業が済み次第、学校に配布し使用することとなっております。  以上で答弁を終わります。 55: ◯木曽貴夫議員 1点目の新型コロナウイルス感染症のほうへ再質問したいと思います。  自宅療養とか入院、あなたは入院してくださいとか宿泊療養の判断は、誰がどのようにやるんでしょうか、お医者さんだと思うんですけれども。 56: ◯保健福祉部長 自宅療養、入院、宿泊療養の判断は誰が行うかについてですが、まず、入院に関しましては、発熱外来の医師が判断する場合や療養中に健康状態の悪化等により保健所が判断し、入院調整を行います。宿泊療養に関しましては、空き状況によりますけれども、希望される方が御自身で県ホームページから申し込むことが可能となっております。症状が軽い方等に関しては、基本的には自宅療養となります。  以上です。 57: ◯木曽貴夫議員 では、近くの宿泊療養施設はどこにあるんでしょうか。 58: ◯保健福祉部長 近くの宿泊療養施設はどこにあるかということですが、県のホームページを確認しましたところ、近隣の宿泊施設は君津地区に1つ、ホテルが割り振られているということを確認しております。  以上です。 59: ◯木曽貴夫議員 ニュースとかなんかいろんな放送を聞いていますと、緊急搬送の困難事案が出ていますけれども、安房地域ではあるんでしょうか。 60: ◯保健福祉部長 緊急配送の困難事案は安房地域であるのかということですけれども、先日の報道ですと、新型コロナウイルス感染症以外の救急要請も含め、一時的に待機中の救急車がゼロになったことがあったというふうに聞いております。また、新型コロナウイルス感染症疑いがある患者を搬送した場合、搬送後の消毒等が必要となります。次の搬送までにかなり時間を要するということも聞いております。  以上です。 61: ◯木曽貴夫議員 健康観察はどのように行われるんでしょうか。 62: ◯保健福祉部長 健康観察はどのように行われるかについてですが、先ほど申し上げましたが、マイハーシスといわれるシステムを利用できる方については、陽性者本人や家族が毎日の健康状態をマイハーシスに入力し、健康観察を行っております。マイハーシスを利用できない方につきましては、保健所が電話連絡等により健康観察を行っていると聞いております。  以上です。 63: ◯木曽貴夫議員 その続きで、健康観察中に容体が悪化した場合の対応はどうなっているんでしょうか。 64: ◯保健福祉部長 健康観察中に様態が急変、悪化した場合の対応についてですが、医師によるオンラインでの無料健康相談や発熱相談コールセンター、保健所へ相談ができます。病状が悪化した場合は救急車を要請することになると思います。  以上です。 65: ◯木曽貴夫議員 私がこういうふうに質問、今回通告を出したんで、市民が承知していない事項が大分多いと思うんですけれども、市民向けの周知が必要であると思いますけれども、どうでしょうか。 66: ◯保健福祉部長 市民への周知を徹底するというのは確かに重要なことだと思っております。市としましては、ホームページや広報紙を通じまして情報提供を現在も行っておりますが、今後もできる限り分かりやすい周知を図っていきたいと考えております。  以上です。 67: ◯木曽貴夫議員 市が積極的にタッチできない、県のほうの指導の下にやっているんですかね。なかなか難しい判断だと思うんですけれども、私がこの質問をしたのは、発熱外来でお医者さんに行きました。お医者さんの結果が、5時頃ですか、陽性が出ましたと。追って保健所からメールが来ますので、その対応に従ってくださいと。その人が持病がある。うちには高齢者がいて、高齢者も何か持病があって、うちのほうではどっかへと行ってくれみたいな感じ、口が悪く言えばどっかへ何日か行ってくれと言う。相談するために保健所に問合せをしたら、本日の業務は終了いたしました。にっちもさっちもいかなくなっちゃったんですよ。だから、1日待って、次の日、問合せしたら、たまたま君津のほうは1部屋空いて対応できたからってそこへ入れたんです。何かこういう面も、それだけじゃないと思うんですよ。いろんな人がいると思うんですよ。なんかそういうのも十分に、もし何か困り事があったら市のほうへ積極的に相談してくださいと。それを言って、それを対応してもらいたいと思うんです。その辺のところなんで、強くお願いしたいんですけれども、どうでしょうか。 68: ◯保健福祉部長 木曽議員のお話もごもっともかと思います。最大限できる限りのことはさせていただきたいと考えておりますんで、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 69: ◯木曽貴夫議員 次の校務ネットのほうにいきたいと思いますけれども、7月17日に業者さんが異常に気づいて、異常があったという発見がされたんですけれども、業者さんはその前の点検はいつだったんでしょうか。 70: ◯教育長 先ほど安田議員にもお答えいたしましたけれども、継続中の案件でもありますし、捜査中でありますので、回答は控えさせていただきます。 71: ◯木曽貴夫議員 継続中、いつまで継続してやるんですか。 72: ◯教育長 警察の捜査等が終わった後、私ども教育委員会でどういう判断をするかということだとなってくると思いますけれども、日程等については、現在見通しは持っておりません。 73: ◯木曽貴夫議員 新聞記事によりますと、欠陥があるシステムを片っ端から攻撃して、欠陥があったから入ってきたんでしょう。その欠陥は何だったんですか。 74: ◯教育長 先ほどから申し上げていますけれども、理由は先ほどと同じで回答は控えさせていただきます。 75: ◯木曽貴夫議員 警察に相談したんでしょう。警察は逮捕に向けて捜査をしているんですか。何ですか。それはいつ、私らが議員やっている間に報告できるんですか。犯人逮捕という報告はできるんですか、お答えください。 76: ◯教育長 この案件につきましては、捜査中と申し上げました。なおかつ、この議会のやり取りについてもインターネットで世界中に配信されているわけでして、誰がどこで見ているか分からない状況にあるということで、今のような御質問にも回答は控えさせていただきます。 77: ◯木曽貴夫議員 どこまで、どの範囲まで質問していいんですか。どの範囲まで答えられるんですか。それを詳しく言ってください。そうすれば、そのように質問しますよ。 78: ◯教育長 私どもが皆さん方にお話しいたしましたのは、7月の議員全員協議会でお話しした内容であります。それ以外につきましては、大変申し訳ありませんけれども、先ほどから重ねて申し上げています理由で、回答は控えさせていただきます。 79: ◯木曽貴夫議員 警察のほうは、そういうのはチェックしてくださいという指示があったんですか。 80: ◯教育長 警察のほうは、そのような指示は出さないのが一般的かなと思っております。 81: ◯木曽貴夫議員 じゃ、教育委員会のほうで、私に言わせれば答弁の逃げに思えるんですよ。今捜査中だからお答えできませんと。警察と相談して、この辺の範囲までは答えて大丈夫ですと相談してくださいよ。そんなのもやらないんですか。 82: ◯教育長 私どものほうは捜査をお願いしている立場でありますので、協力関係でありますけれども、どこそこでどんな内容とか期限を切って内容も切って、警察のほうにお願いする立場ではないと思っております。 83: ◯木曽貴夫議員 警察に捜査をお願いした。訴えたとまた違うんですよね。捜査をお願いしたんですね。逮捕者は出るんですか。そういう捜査なんですか、どうなんですか。 84: ◯教育長 一般的に申し上げます。一般的に申し上げますと、被害が確定していれば警察に訴えることができると思います。ただ、今の段階では私どもの被害は確定している状況ではありませんので、一般的な問題とすれば、警察に訴えるとかというものではなくて、警察に調査をお願いしている状況ということになるかと思います。 85: ◯木曽貴夫議員 さっき聞いたんですけれども、欠陥があるシステムを片っ端から攻撃してきたと。今、それを答えられないと言ったっけ。それ、答えられないでしょう。よく仮復旧はできるんですよね。何か分かっているんでしょう。また、隠蔽工作みたいのをやるんですか。話せるものは話してくださいよ。新聞記事なんか、議員に説明しているよか、新聞記事のほうがいっぱい出ているんですよ。だから、新聞記事を持って、私は質問しているんですよ。隠蔽なんか何かやっていないでしょうね。 86: ◯教育長 極めて、私どもとすると無礼な言い方ではないかと思っております。隠蔽等は全くしておりません。話せる内容については、皆さん方を含めてお話ししておりますし、話せる時期が来ましたらお話しできると思っております。 87: ◯木曽貴夫議員 隠蔽、今、やり取りの中でつい出てきちゃいましたけれども、新聞じゃなくてテレビ放映でも、いじめとか自殺とか何かあったときも、教育委員会がよく隠蔽、隠蔽、隠蔽という言葉がいっぱい出てきたから、ついつい私は今、出ちゃいましたけれども、議員のほうに報告したのと某新聞記事とが、全然説明があれですよ。新聞記事の説明、聞くほうの人によってまた違うと思うんですけれども、新聞記事はまだ徳島県のほうも病院とか衣料品販売店もやられたと言っています。そもそもこのときはロックビットをやったときの攻撃したときに、日本中で何件ぐらいやられていますか。それは分かっているのですか。 88: ◯教育長 その疑いについては承知しておりません。 89: ◯木曽貴夫議員 欠陥があるところから入られて、自分らで直して仮復旧作業を行っています。原因が分かってから仮復旧してやっていると思うんですけれども、今までと同じだったらまた入ってくるんですよ。今まで入られて、取りあえず2,000万円、金を出して、9月に間に合わせるようにやっていると思うんですけれども、仮復旧ではもう1回また入ってくるんですよ。まだ基金じゃなくて予備費が2,000万円あるから、もう1回入れてもいいと思うんですけれども、仮復旧で原因が分からなくて同じようにやっていれば、また入ってくると思うんですよ。その辺を業者さんともう相談して、これも答えられませんか。 90: ◯教育長 当面、先ほど安田議員のほうからも御心配いただきましたように授業、学校の活動がというようなお話があります。学校の活動が前と同じようにではなくて、可能限りスムーズに進むような復旧作業を進めているところでありまして、今るる申し述べられましたけれども、それらは当然のことだと思っております。 91: ◯木曽貴夫議員 何回も言ったやつで、点検は毎日毎日じゃなくてどのような周期でやっているんですか、点検は。それも答えられませんか。 92: ◯教育長 それについても、何度も申し上げていますけれども、継続中の案件であります。ロックビットじゃなくてランサムウエアですか、この攻撃は継続している段階にあると思っております。また、警察のほうの調査も進んでおりますんで、そのようなことについては回答は控えさせていただきます。 93: ◯木曽貴夫議員 一応今答弁で調査は進んでいるって言っていますけれども、それも答えられませんか。どの程度まで進んでいるんですか。ただ相手が分かって、相手はロシアを拠点するハッカー集団、その程度、それ以上、データが漏れたとか情報が漏れたとかそういうようなのはまだ上がっていないと思うんですけれども、どの程度まで捜査は進んでいますか。 94: ◯教育長 新聞記事を基に質問されているようですけれども、私どもは新聞記事の内容について論評する立場ではおりませんし、その内容が私どもにどのような関係があるのかとか、そういったことについてもお答えする状況ではありませんので、お手元にある新聞記事が全て南房総市のものとも言えないのではないか、そんなふうには感じは持っておりますけれども、その記事について、内容について事細かにお話しする立場にもないですし、お話しする時期でもない、そんなふうに考えております。 95: ◯木曽貴夫議員 じゃ、私は、この新聞社のほうに、今、教育長が答弁したのをそっくりそのまま、それこそ新聞社から何か来ると思いますけれども、その辺、今度は答弁のほうから質問したいと思います。  今現在は警察が捜査中です。もう約2か月近くなっています。捜査中、こっちからも全然問い合せしないんですか、どの程度進んでいるんですか。向こうからも、どの程度進んでいるとかというのも全然、全く何もあれがないんですか。 96: ◯教育長 お答えする必要のない質問ではないかと考えております。 97: ◯木曽貴夫議員 あんたは答弁しているんだよ、そのことを、警察が捜査中ですと。自分で言ったことは、その話の流れの中で答弁するあれはないっていうんですか。じゃ、学校で生徒さんに教える立場でそういうことを言うんですか。 98: ◯教育長 捜査中と話しましたけれども、いつとか、どういう内容の報告を受けているとか、そういう今御指摘があったから、それについてお答えする必要はない、あるいはそういう時期ではないとお答えしただけであります。
    99: ◯木曽貴夫議員 流れの中で聞いているんですよ。捜査中、質問すれば捜査中と逃げるから、だからそうやって聞いたんですよ。これ、違っていますか、私が聞いてんのは。何もかも言えば、みんな捜査中で逃げちゃうんですか。答弁いいですよ。  答弁書ですから、ちゃんと読めますからね。現在、仮復旧作業を行っています。取りあえずこれで9月の学校が始まって、それで間に合うみたいなことを言っていますけれども、先ほどの同僚議員でも、本復旧はいつで、それは検討中と言っていますけれども、何で検討中ですか。仮復旧で、だから入られる要素があると思うんですよ。だから、そう言って聞いているんですけれども。 100: ◯教育長 御心配の点については、私どもも十分わきまえておりますんで、御心配のないような対応を考えておりますんで、現在のところどんな形にするかとか、そういうことは検討中でありまして、はっきりした次第で、また、皆さん方にお話しできるかと思っております。 101: ◯木曽貴夫議員 答弁の中で仮復旧という言葉は出ているんですよ。だから、仮復旧だったら本復旧はいつですかと。やんないんですか。やんないなら、やんないと言ったっていいよ。 102: ◯教育長 仮復旧ですから、本復旧は当然するわけでありまして、それを前提に安田議員も質問されたと思うんです。木曽議員も同じような思いで質問されていると思います。その思いは私どもも同じでありますので、本復旧をどういう形でいつするかということについては、現在申し上げられないということは再三お話ししているとおりであります。 103: ◯木曽貴夫議員 じゃ、現在やっています仮復旧で、もう絶対に入ってこられない、攻撃を受けても大体入ってこられないような可能性があるんですか。絶対に入ってこられないようにしてもらえないと困りますけれども、それはどうですか。それも答えられませんか。 104: ◯市長 仮復旧というのを、今進めております仮復旧というのは、外からの攻撃を影響を受けない範囲の中での仮復旧を今進めているわけですね。外から攻撃を受ける可能性というのは今でも継続しているわけで、仮復旧は外の影響、外のインターネット環境からの外部の攻撃に影響を受けない範囲内でのものを今仮復旧で復旧を進めていると。本復旧というのは、これからもやはり外のインターネット環境と接続していかなきゃいけない環境をつくんなきゃいけませんから、そのためには、より安全で、費用対効果も踏まえた中でより効果的なものを改めてつくり直すにはどうしたらいいのかということを、現在検討を進めているという状況だということです。 105: ◯木曽貴夫議員 外から入れないように仮復旧をやっていると。仮復旧するにしては、何が原因でそういうふうにしようとする、それは分かっていたから仮復旧をやるんでしょう。 106: ◯教育長 インターネットでの不正アクセスですので、今、市長が答弁したように、インターネットはしばらく我慢してもらうような形での仮復旧であります。 107: ◯木曽貴夫議員 今、教育長が言ったインターネットを我慢してもらう仮復旧、私は頭はそんなによくないから、今、答弁が分からなかったです。分かりやすく言ってもらえますか。 108: ◯教育長 パソコンを使っての仕事というのは、インターネットを使うだけではなくて、いろんな文書を作成したり、データを整理したりとかそういうのがあります。あとはプリンターと結ぶとか、それらについては、学校の中では通常行うべき仕事であって、インターネットを使わなくても、それらの仕事は進めていけますので、それらの仕事についてできるような環境を学校で今進めているところであります。 109: ◯木曽貴夫議員 答弁書の中に答弁の中で警察という言葉が入っていますけれども、警察が終わりました。市としては、報告ができるような日にちは来るんですか。 110: ◯教育長 先ほどから申し上げていますように、いずれ学校の中でもインターネットが使えるような環境にしなければいけないと思っています。本復旧ということで申し上げましたけれども、それらはやはりできるだけ早い時期は必要かなと。あるいは、それらについても私ども教育委員会として、あるいは市として結論を出さなくちゃいけない時期はそんなに遠くは延ばせないと思っております。ですから、警察の調査が上がり次第、私どもは判断して、今、木曽議員はるる申し上げていましたけれども、7月の議員全員協議会で皆様方の御理解を頂いたところでありまして、私どもの報告を心待ちにしている議員も多いかと思いますので、一日も早くというと非常に忙しくなりますけれども、可能な限り早い時期に木曽議員も含めて皆さん方に報告できるようにしていきたいと思っております。 111: ◯木曽貴夫議員 仮復旧作業をしまして、それからもうずっとそのまま、まだ本復旧はいいですけれども、仮復旧のままでずっと業務は続けられるんですか、何年も。その辺はどうでしょうか。 112: ◯教育長 インターネットが普及していないときはそういう使い方もあったかと思いますが、現在、不正アクセスがある以前はインターネット等もかなり活用しておりましたので、それは学校にとっては無理な状況かなと思っております。可能な限りインターネットの活用を含めた本復旧を目指していきたいと思っております。 113: ◯木曽貴夫議員 じゃ、またそういう段階になったときには、ある程度予算とかそういうのがまた必要になってくるんですか。 114: ◯教育長 必要になってくることもあるかと思います。それらについては、私どもの本復旧に向けての考え方とか、あるいは本復旧の在り方とか、あるいはかかる経費についてはまた皆さん方に御報告いたしまして、皆さん方の御意見を賜りたいと思っております。 115: ◯木曽貴夫議員 今回はどっかに隙があったから攻撃されて入ってこられたと思うんですけれども、その代償して2,000万円が出るような形になっていますから、これから先はまた十分に気をつけてもらって、そういう攻撃を受けないように、たまたまで入られた、それでは困るんですよ。だから、あくまでもセキュリティーをしっかりして完全にブロックして入らんように、そうすれば金もかからないと思うんですけれども、その辺のところを十分に気をつけてやってもらいたいと思います。  以上で終わります。 116: ◯川上清議長 以上で木曽貴夫君の質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。再開は11時20分。                                         (午前11時12分)    ──────────────────────────────────────────                                         (午前11時20分) 117: ◯川上清議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、小川伸二君。 118: ◯小川伸二議員 1番、小川伸二、通告に従い御質問いたします。  1問目は消防団体制と団員の処遇改善について、2問目としまして子育て関連給付手当助成に関する所得制限について、それぞれ伺います。  1問目ですが、日頃の消防団の活動とその機能や意義については改めて申し上げませんけれども、火災のみならず、災害時において、市民の安心安全を確保するため非常に重要な役割を担っていること、また、さきの台風被害でも、市内各地で災害直後から団員の皆さん自身が被災者であるにもかかわらず、文字どおりマンパワーを発揮して献身的に活動していたことは、皆様御承知のとおりかと思います。  それでは、2点お尋ねいたします。  1点目として、人口の減少により、今後さらに団員確保や小型ポンプ車両の維持管理に支障が出るおそれがあります。ひいては地域の防災能力の低下も危惧されます。このような状況において、団員の確保や分団の在り方、車両の配備など、消防団の体制の現状と今後の体制維持について市の見解を伺います。  次に、2点目としまして、今般、国の消防団員の処遇等に関する検討会で議論され、消防庁長官より各自治体へ消防団員の報酬等の基準が示されました。この通知は、消防団員の報酬等について改め、処遇の改善を求める内容となっております。本通知における当市消防団及び団員への適用状況とその進捗はどのようになっているか伺います。  2問目としまして、子育て関連給付に関する所得制限について伺います。  まずもって、当市における少子化は論を待たないところであります。市長におかれては、従来より、将来の地域の担い手である子供たちに対して、また子育て世代について様々な支援策に取り組まれているところではありますけれども、これについては引き続き重点的に注力いただきたい、そのように考えております。  それでは、2点お尋ねいたします。  1点目として、現在、市で実施している子育て関連給付事業において所得制限を設けている制度が各種ありますが、これら制度において、所得制限対象となっている世帯数及び当該世帯の子供の人数はどのようになっているか伺います。  2点目として、少子化対策に力を入れなければならない中で、所得制限は矛盾するのではないかという意見もあります。また、独自財源により制限撤廃やそれに代わる措置を検討、また実施している自治体もあります。市は、これまで以上に子育て支援に積極的な姿勢を明確に示す必要があると考えます。例えば児童手当の所得制限の撤廃について、市の考えはいかがでしょうか。  以上、2問4点、お答えをお願いいたします。 119: ◯市長 それでは、小川議員の御質問にお答えいたします。  1問目の消防団体制と団員の処遇改善についてお答えします。  まず、1点目の消防団体制の現状と今後についてですが、現在の消防団の体制は7支団制、29分団、37車両で編成しており、令和4年4月1日現在の消防団員数は910名となっております。近年の災害は、多様化・大規模化しており、消防団には、従来の消火・救助活動に加え、多様な役割が求められ、地域防災力の向上においては、消防団の存在が大変重要であると考えております。消防団の体制維持のため、丸山地区の第6支団において昨年度末に分団統合を行ったほか、令和元年度から準中型免許取得に係る補助制度の創設や令和2年度からは災害等の現場で団員の不足を補完するため機能別消防団員制度を導入するなど、消防団員の確保に努めておりますが、消防団員数は年々減少しております。消防団員数の減少に加え、災害活動が多岐にわたり、消防団員一人一人の負担が重くなっている現状であることから、引き続き消防団員の確保と分団再編について検討するなど、消防団員の処遇改善に努めてまいります。  次に、2点目の消防団員報酬の見直しについてですが、現在、消防団員には、年額報酬と火災出動等による出動手当を支給しております。令和3年4月に消防庁より消防団員の報酬等の基準が示され、当市においても、昨年度より各副支団長で構成する消防団組織検討委員会で報酬等の見直しを検討しております。今後は、検討した結果を基に消防委員会に諮ることとなりますが、当市に合った報酬等の基準を定めたいと考えております。  次に、2問目の子育て関連給付手当あるいは助成といったものですが、に関する所得制限についてお答えいたします。  まず、1点目の対象となっている世帯数と子供の人数についてですが、子育て給付に関する制度としては、児童手当、児童扶養手当、子ども医療費助成、ひとり親家庭等医療費助成などの事業を行っております。その中で、直近の支給月における所得制限の対象世帯及び子供の数ですが、児童手当の一律5,000円の特例給付となる世帯は63世帯、105人、児童扶養手当の支給停止は47世帯、67人、ひとり親家庭等医療助成の資格停止は20世帯、26人となっています。なお、子ども医療費助成は、令和3年度に所得制限を廃止しております。また、ひとり親家庭等医療助成で所得制限の対象となった家庭は、子ども医療費助成が受けられることとなっております。  次に、2点目の児童手当の所得制限の撤廃についてですが、児童手当については、国の子育て支援制度として市が給付事業を行っております。市としては、国の制度にのっとり事業を進めていくことになりますが、子育て支援は子育て世代の維持・増加に向けた重要な施策と認識しておりますので、他の子育て支援制度の充実も含めて総合的に検討してまいります。  以上で答弁を終わります。 120: ◯小川伸二議員 それでは、各質問について再度質問いたします。  1問目につきまして、南房総市消防団条例第6条に、消防団員定数は1,052人とあります。現在の定数は、合併当初に旧町村の定数をそのまま合算したものと私は認識しているんですけれども、合っておりますでしょうか。また、そうである場合、人口減少が続いてきた中、当該定数の合理性も考える必要があると思いますが、市のお考えはいかがですか。お願いいたします。 121: ◯市民生活部長 初めに、消防団員の定数についてでございますが、合併前の旧町村の消防団員定数を合算した人数は、本部員35人と分団員1,028人で合計1,063人でありました。対しまして、現在の定数は、合併の際に本部員数を35人から24人に見直しを行ったことから、分団員の1,028人と合わせまして1,052人となっています。  次に、人口減少が続く中、当該定数の合理性も考える必要があると思うがについてですが、消防団員数が年々減少していることから、今後、分団再編などの際に適正な団員定数につきましても併せて検討してまいりたいと考えております。 122: ◯小川伸二議員 今御答弁ありましたように、合併当初よりこの16年間、団員定数は実質変わっていないということになります。平成18年当時の市人口は約4万4,000人でありまして、現在は約3万5,000人と2割程度減少しておるところです。また、消防団員として活動している主な年代、大まかに20歳以上から50歳未満までの当市男性の人口は、令和2年(2020年)国勢調査ベースで約3,900人ほどです。現在の消防団員定数を考えると、これら年代の4人に1人は消防団員になっていただかないと定員を満たせない、そんな状況であります。なお、合併直前の平成17年(2005年)、同じく20歳以上から50歳未満までの男性人口は、旧町村合計で約5,800人です。合併から総人口が2割減少、消防団員として主に見込まれる年代が3割強の減少であるわけで、定数も人口減少に合わせて見直す必要があると考えます。  長く活動してきたのに、新しい団員が入らないと欠員になってしまうから、辞めることもできずに、一般団員に戻って何年も所属し続ける。団員が市外転出しても、継続して残ってもらう。ふだんはいない地元出身者までも勧誘する。代わりが見つからずに、訓練や点検も出ずっぱりになるなど、私も一消防団員として、方々で見たり聞いたりしています。関係各課の皆さんも、この点は御承知かと思います。  市長の御答弁に、組織検討委員会での検討をし続けているというお話がありました。具体的なものはまだこれからということだと思うんですけれども、現状でお示しいただけるものがあればお尋ねいたします、いかがでしょうか。 123: ◯市民生活部長 報酬等の見直しにつきましては、市長の答弁をした内容のとおりでございますが、各副支団長で構成いたします消防団組織検討委員会で、まさにその辺の内容を検討しているというところでございますので、見直し内容ですとか見直しの時期につきましては現時点では申し上げられません。 124: ◯小川伸二議員 引き続き1問目の2点目、団員の待遇改善についてお尋ねします。  団員報酬及び出動手当は交付税の措置もされているところです。その算定は、人口に基づく標準的な団員数に応じた額と消防庁資料にあります。標準的な団員数とは、当市では何人でしょうか。 125: ◯市民生活部長 令和3年度の4月1日時点の現人口3万5,844人に対しまして、標準団員数は391人として交付税措置されているところでございます。 126: ◯小川伸二議員 現在の当市分団員数は910人と、先ほどの消防答弁にありました。国が人口から定めた標準団員数と差分が生じるわけですけれども、冒頭申し上げた国の検討会から示された数値では、本年度以降は年額報酬部分の交付税措置は拡充する方向で見直される内容となっております。また、現在費用弁償の考え方となっている出動手当も、出動報酬として考えるよう記載があります。当市におきまして、一般団員の年額報酬は、1年間4万6,000円となっております。国が適用する年額報酬の標準額は3万6,500円でありまして、国の基準以上の報酬を従来より団員にお支払いしているということで、これはぜひ継続されたいところです。  一方、現在の当市の出動手当、これは費用弁償の考え方となりますけれども、1回当たり1,700円となっています。これは火災出動であったり訓練であったり、時間は考慮せず、出たら1,700円というものになります。令和4年度以降の国の出動報酬標準額は、災害時において1日8,000円と示されました。かつ、費用弁償も別途措置することを求めております。これは交通費といった類いのこととなるかと思うんですけれども、消防団員はボランティアでありながらも特別職ということもございますので、その他市の各特別職でも適用される交通費であるとか費用弁償のところも準じたものにするべきという国の方針が示されているところであります。いつ発生するとも分からない火災や災害時に即応している消防団員に報いるためにも、1,700円ではなくてぜひ8,000円、訓練等においてもこれに近しい額への引上げをお願いしたいなと思います。  参考までに、市原市では、災害または警戒の職務に従事した場合は4時間未満で4,000円、4時間以上で8,000円、訓練・研修は3,000円の出動報酬として、本年4月1日より施行されております。君津市も同様に、4月から1回1,800円だった出動手当を出動報酬と改め、1回8,000円に引き上げております。出動報酬については、災害に係る出動について実績に応じた額を特別交付税にて措置と消防庁資料にもございました。国も、消防団員の処遇改善について明確に示しています。財源の見通しがある中、市のお考えはいかがでしょうか。これから具体的に御検討いただくことと思うんですけれども、このような背景がある中、どのような考え方になっていくか、お示しいただければと思います。 127: ◯市民生活部長 まさに国からの通知を受けまして、組織をつくり、検討しているところでございます。その内容につきましては、申し上げられない状況でございます。 128: ◯小川伸二議員 ぜひまた時期に応じて状況をお示しいただければと思います。  ここまで、定数や体制の見直し、報酬等の改善について御質問いたしました。そうは言っても、広い南房総市の防災を考える上で、これ以上団員を減らして大丈夫なのか、報酬引上げもいいけれども、少なからず当市財源の支出増加も伴うわけでありまして、私自身も自問いたしました。そこで参考といたしまして、安房各市町の状況を比較しましたので、お示ししたいと思います。  消防庁に登録されました消防団データ、令和2年のデータによると、館山市は条例定数360人、同市人口比にしますと約0.8%、鴨川市、条例定数732人、同じく約2.2%、鋸南町、条例定数199人、約2.8%、南房総市、条例1,052人、人口比約3%となっておりました。活動エリアは各市町全域となりますから、仮にですけれども、考え方として団員1人当たりがカバーする各自治体面積で比較しますと、館山市は110平方キロメートル、1人当たりが約0.31平方キロメートル、鴨川市に関しては1人当たり約0.26キロメートル、鋸南町は0.23平方キロメートル、南房総市は0.22キロメートルを1人がカバーする面積という考え方ができると思います。  まず、データ上では、当市は近隣自治体より余裕があるのかと言えます。もちろん市の地形や道路事情、その他条件が異なりますので一概には言えないんですけれども、団員負担軽減、財政への影響を考えると、取り組むべきところかと思います。現在、機能別消防団員の設置も行われているところではありますけれども、先ほど市民生活部長の御答弁にありますとおり、現在目下検討中というところでございますので、あらゆる角度から見直しを図っていただけたらなと思います。  改めまして、消防団員の皆さんは、地域の火災や災害対応において使命感を持って臨まれています。仕事をやって、消防をやって、青年もやって、地区作業もあります。そして、団員の多くが子育て世代ど真ん中でもあります。なかなかの負担だと思います。一方で、消防団活動は地域交流の一面もあり、縦横のつながりや結びつきにも資するところがあります。ぜひ、当市消防団が、今後も住民の皆さんや移住された方、これから移住しようとされている方などにもポジティブな意味で捉えられ、団員にとって、その活動がより一層意義のあるものとなるよう市の取組をお願いいたしまして、この質問については終わります。  引き続き、2問目の子育て関連給付の所得制限について再質問いたします。  各種制度のうち、児童手当は、中学校卒業までの子供について支給されていますけれども、所得制限がありまして、父母のうち高いほうの年収が960万円程度を上回る世帯には児童手当は支給されず、代わりに特例給付として1人につき一律5,000円が支給されているところであります。しかし、本年10月から所得上限を超える場合は、支給が停止することとなってしまいます。当市では給付が停止される世帯数と人数は何人になりますでしょうか。 129: ◯保健福祉部長 本年10月から所得制限により給付が停止される世帯と人数についてですけれども、所得制限により支給停止となる世帯について27世帯、対象児童は37人と見込んでおります。  以上です。 130: ◯小川伸二議員 また、児童手当について、国の政策に市が事業を実施しているところではあるわけですけれども、当市では人口が少ないゆえに本件対象者も少ないことから、自己財源で特例給付の継続をすることで、市内外に対して子育てに手厚いまちというイメージを醸成していくことは一定の効果があると考えますが、その意味で制限の撤廃、廃止はいかがでしょうか。 131: ◯保健福祉部長 自己財源で特例給付を継続することで子育てに手厚いまちというイメージを醸成することは一定の効果があると考えるかについてですけれども、本市では子育て支援について各種事業を行っておりますが、同時にイメージ戦略も重要だと考えてはおります。先ほど市長答弁がありましたとおり、今後も子育て世帯の維持・増加に向けた施策を実施していくために、国の制度改正の趣旨を踏まえ、他の子育て支援制度の充実も検討してまいりたいと思います。御意見として承りたいと思っております。  以上です。 132: ◯小川伸二議員 御答弁に、27世帯、37人の子供たちへの児童手当が10月より支給停止となるとのことでした。年間にしますと222万円ほどということになります。この金額をどう捉えるかというところもありますけれども、制度の要件上、支給停止となる世帯は相応に所得が高いわけですから、この金額面だけで言えば御了解いただけるということもあるのかもしれません。ただ、当市では該当世帯も多くはいらっしゃらない。しかしながら、この制度には論理的な問題があると思っております。というのは、支給停止となるのは、年収換算で、諸条件はあるんですけれども、およそ1,200万円程度のいわゆる高収入のある世帯です。しかし、制度上、夫婦がともに年収600万円、合計1,200万円であった場合には、この児童手当は支給されます。これは、世帯年収ではなく、父母どちらか高い年収で判定される仕組みであるからです。一般的に高収入の方は累進課税により納税額も多くなり、結果として富の再分配が行われるわけで、税負担の公平性はここにおいて保たれていると言えます。しかしながら、この制度では、今申し上げたような不公平なことが起こり得ます。納税額が多くなり、かつ手当がもらえない、言わば二重課税とも言えるのではないでしょうか。この点、市はどのように認識されているのでしょうか。 133: ◯保健福祉部長 確かに小川議員が申し上げたとおり、今の現行ですとどちらか一方の方の所得で決まっているということで、双方合わせますと超えるけれども、片方ですと超えないということは認識しております。ただ、現状の制度設計の中では致し方ないものと考えております。  以上です。 134: ◯小川伸二議員 国の政策ですから、一自治体として制度目的やルールからの逸脱はできないことは理解しますけれども、当市は県内のみならず全国でも指折りの少子化と高齢化が進展している地域であり、もはや日本中がそのような状況下にある中で、一朝一夕には解決できない問題と、市長も一般質問初日の御答弁でも述べられていました。ゆえに、従来より様々な施策を実施されてこられているとは理解しています。地域が持続するためにも、子供の増加、子育て世代への支援への充実は、総合計画でも1丁目1番地のところと思います。これら手当や助成はあくまで子供たちの健やかな育成のためであって、児童手当で支援されるべきは親ではなく子供自身でありますから、子供たちに一律の補助をする観点で、その他の子育て関連事業の策定にも考慮いただくことをお願いいたしまして、私からの質問を終わります。 135: ◯川上清議長 以上で小川伸二君の質問を終わります。  ここで昼食のため暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。                                         (午前11時46分)    ──────────────────────────────────────────                                         (午後1時00分) 136: ◯川上清議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、鈴木直一君。 137: ◯鈴木直一議員 17番、鈴木直一です。通告に従いまして、3問質問をさせていただきます。  1つ目はヤングケアラーについて、2つ目、漁業者の担い手確保について、3つ目として道の駅富楽里とみやまについて、以上順次質問いたします。  まず1つ目、ヤングケアラーについて質問します。  ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の介護や世話などを日常的に行っている子供とされています。家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子供、中学生や高校生のことです。県北のある自治体で、家族の介護者や世話、家事に追われる子供、ヤングケアラーの独自の実態調査を実施したところ、約4.8%、1,084人が世話をしている家族などがいると回答したことが分かりました。このうち36%は、生活に影響が出ている家族がいると答えたそうです。回答者の約62%は、ヤングケアラーという言葉も知らなかったことも判明したようです。世話をしている家族がいると回答した1,084人の内訳は、中学生、高校生が323人、小学生が761人です。このうち約6%に当たる393人が、世話によって生活に影響が出ていると言っているようです。特に自分の時間が取れない、勉強、宿題に影響が出ているとの回答が48%あったようです。調査を実施した自治体の市長の言うことには、一律で支援すれば解消するという問題ではなく、難しいが、これだけの人数がいると分かった、何らかの手だてを考えていく必要があると述べたようです。  そこで、質問をいたします。  1問目として、ヤングケアラーの人数について質問します。市内にヤングケアラーといわれる子供は何人ぐらいいるか把握しているかお伺いします。  次に、2点目としてヤングケアラーへの対応について質問します。  1つ目として、ヤングケアラーの早期把握のためにどのような対策を行っているか。  2つ目として、ヤングケアラーといわれる子供を把握した場合、どのように対応しているか。  次に、3点目として、ヤングケアラーに対する支援について質問します。ヤングケアラーに対し、どのような支援策があるのか。  以上、ヤングケアラーに関する質問についてお答えを後ほどお願いします。  次に、2つ目といたしまして、漁業者の担い手確保について質問します。今般、ロシアのウクライナ軍事侵攻により多くの様々な物価の高騰が顕著になってまいりました。特に漁業関係においては、燃油の高騰による打撃が大きく、漁業経営に大きな圧迫が生じているところでもあります。このような中、千葉県は、令和4年度から令和7年度までの農林水産業の基本目標を打ち出しました。その大きな目標は、力強く未来につなぐ千葉の農林水産業であります。おおむね10年後までの数値目標を定め、農林漁業者の所得の向上を図る計画であります。  漁業関係だけ調べてみますと、令和元年度分の県内漁港水揚げ金額476億円から、3年後の2025年度には580億円、8年後の2030年度には600億円になる計画であります。そして、本県の農林水産業を支える人材が活躍し、所得の向上が図られるとともに、働きやすい環境が整えられることで、農林水産業を魅力ある職業として選ぶ若者が増え、世代間のバランスの取れた就業構造が実現していると、千葉県農林水産業振興計画の中に書かれております。  しかしながら、現状は厳しく、人口減少によるしわ寄せが地方に押し寄せていると思います。地方の各企業は、人手不足のため毎日のように新聞の広告欄に求人募集の広告が出ているのが現状であります。これからは、日本人による求人募集の回答が少ない場合は、外国人を雇用するところが増えてくるものと思われます。計画の水揚げ金額を上げていくためには、どうしても雇用の確保、担い手の確保が重要ではないでしょうか。今後はさらに急速な人手不足の時代に突入していくことと思われます。
     そこで、質問をいたします。まず、担い手確保のための支援策について伺います。  1つ目として、以前、新規漁業就業者への支援事業があったと思いますが、最近は全くと言ってよいほど新規漁業就業者への支援がないように見受けられます。現在、新規漁業就業者に対し、どのような支援があるのかを伺います。  小さい2つ目として、新規漁業者確保定着支援事業はまだ存続しているのかどうか伺います。  2つ目として、全国漁業就業者確保育成センターの現在の活用方法はどのようにしているか。  以上2点を伺います。  最後に、3つ目、道の駅富楽里とみやまについてお伺いいたします。道の駅富楽里とみやまの改修工事は、今年4月より始まりました。改修工事の工期は、初めは今年いっぱいで完成の予定であり、そして来年1月にはオープンになる予定だったと思います。それが、その後、工事終了は来年の4月になり、だんだんと工事終了が遅くなり、現在、ちまたの下馬評では来年の7月末になるのではないかとも言われております。今年の4月20日過ぎから仮設店舗で営業が始まっていますが、予定どおり営業成績が上がっていれば文句の出ないところでありますが、仮設店舗内が狭く、お客さんが使用するテーブル数も小さいテーブルが2個から3個と少なく、これでは経営が成り立たなくても当たり前の現状であります。屋外のウッドデッキの上にあるテーブルと、その外側にもテーブルがありますが、屋根がなく、雨の日は使用できないし、熱中症注意報でも出るような暑いお天気では屋外営業はできません。仮設店舗に入り、営業をしてみたものの、経営内容の悪い実態に驚くばかりであります。困っている人も多いようであります。  そこで、質問をいたしますが、1つ目として、仮設店舗での収益向上に向けた対策について伺います。営業状態が悪く、何かよい解決策を考えるべきと思いますが、御回答をお願いします。  2つ目として、改修工事の遅れについて伺います。  1、工事を請け負っている業者はどこか。  2、工事が遅れている原因は何か。  3、施工業者に責任はないのか。  以上、回答をお伺いします。 138: ◯市長 それでは、鈴木直一議員の御質問にお答えいたします。  私からは、まずは2問目からお答えをいたします。漁業者の担い手確保についてお答えします。  まず、1点目の担い手確保のための支援策についてですが、新規漁業就業者への支援策として、県では新規漁業者確保定着支援事業を実施しています。内容は、漁業への就業を希望する者を対象とした中期漁業技術研修、短期漁業技術研修や水産業インターンシップを通じて、高校生が千葉県の水産業に関する知識の習得と理解を深め、将来の担い手の育成を支援することを実施しています。市では、今年度、地域おこし協力隊として、漁業支援スタッフとなる漁業研修生を募集しているところです。漁業に関する知識や漁業技術の習得を目指し、関係機関等での研修を支援します。また、小型漁船漁業就業者確保・育成事業を継続し、担い手確保・育成のため、小型漁船漁業就業者を支援してまいります。  次に、2点目の全国漁業就業者確保育成センターの活用についてですが、一般社団法人全国漁業就業者確保育成センターは、具体的な漁師の仕事の説明や漁師の求人情報の紹介を行っています。ホームページに国の補助事業で運営している求人サイトがあり、各地の漁業者等から依頼された漁業者の求人情報が掲載されています。本年度、市でも地域おこし協力隊・漁業支援スタッフの募集に活用させていただきました。今後も必要に応じて活用しています。  次に、3問目の道の駅富楽里とみやまについてお答えします。  まず、1点目の仮設店舗での収益向上に向けた対策についてですが、4月から仮設店舗での営業がスタートしましたが、売場面積や工事に伴う駐車場スペースの減少等により、富楽里とみやま全体で昨年比6割から7割の売上げ状況であることは承知しております。その対策といたしまして、指定管理者である株式会社ちば南房総と協議の上、仮設店舗への案内サインや仮設トイレを設置しました。また、各テナント自らが、市内道の駅で開催する朝市などのイベントに出店し、売上げ確保に向けた取組をしております。さらに、5月からは東京行きの高速バスを活用して、東京駅隣接のホテル内レストランに週2回、貨客混載で農産物を輸送して、南房総産の食材をメニューにしていただくなど農産物の販路拡大にも努めております。今後も指定管理者である株式会社ちば南房総や各テナントの御意見を伺いながら、引き続き売上げ向上のための環境整備や販路拡大に向けた取組を進めてまいりたいと考えます。  次に、2点目の改修工事の遅れについての1番目、工事を請け負っている業者はどこかについてですが、分離発注をしており、建築工事は株式会社東海建設、電気工事は幸洋電設株式会社、機械設備工事は有限会社青木酸素商店、また工事監理業務は株式会社榎本建築設計事務所が受注しております。  次に、2番目の工事が遅れている原因は何かについてですが、新型コロナウイルス感染症やロシアとウクライナの戦争を起因とする資材調達の遅れなど社会的な要因があります。そのほか、建築確認申請の手続の中で、建築基準法の改正により当初は適合していた部分が不適合となるなど建築確認申請の手続に時間を要したこと、増築部分の地盤補強工事に伴い掘削したところ、不測の埋設物があるなど当初予期できなかったことが遅れの原因となっております。  次に、3番目の施工業者に責任はないのかについてですが、社会的な要因や建築基準法改正、当初予期できなかった工事が発生するなど、その原因が複数考えられることから、設計及び監理業務、工事を受注した業者への聞き取りをするなど現在調査をしております。いずれにしましても、少しでも早く工事が完成するよう、受注業者と共に工事の進捗管理に努めてまいります。  以上で私からの答弁は終わります。 139: ◯教育長 次に、1問目のヤングケアラーについてお答えします。  まず、1点目のヤングケアラーの人数についての、市内にヤングケアラーといわれる子供の人数は何人くらいいるか把握しているかについてですが、市教育委員会の教育相談センターでは、市内の子供の中で、虐待やネグレクト、不登校などで安心した学校生活が送れていない子供たちを受理して対応をしております。こうした支援を必要とするであろう児童生徒の情報共有のために、各子ども園、小中学校からの月例報告を教育相談センターが受けています。また、各小中学校で、定期的に行われている生徒指導委員会で、日頃の児童生徒の様子について、欠席や遅刻・早退が増えていないか、問題行動を起こしていないか、授業に集中できているか、忘れ物が多くなっていないか、学習中の字や絵に変化がないかなどを学校職員で情報共有するとともに確認しております。その会議には、市教育委員会の生徒指導担当や特別支援担当の指導主事、教育相談センターの職員等が出向き、情報共有し、ヤングケアラーが疑われるケースがないかの確認を行っています。このような関係機関による情報共有を定期的に行っている中で、ヤングケアラーに当たると思われる子供の情報は上がってきておりません。したがって、障害や病気のある家族に代わり、買物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている、家族に代わり幼い兄弟の世話をしている、障害や病気のある兄弟の世話や見守りをしている、障害や病気のある家族の身の回りの世話や入浴・トイレの介助をしているなどのケアを担っている子供はいないと認識しております。  次に、2点目のヤングケアラーへの対応についての1番目、ヤングケアラーの早期把握のためにどのような対策を行っているかについてですが、先ほどお答えしたように、気になる児童生徒については、学校からの月例報告により毎月情報提供を受けています。また、各小中学校での教職員、市教育委員会の指導主事や教育相談センターの職員等が情報共有したり、ヤングケアラーが疑われるケースがないかの確認を行ったりして早期発見に努めています。教職員を対象に、ヤングケアラーを早期発見するための基礎知識等の研修も行っております。  次に、2番目のヤングケアラーといわれる子供を把握した場合、どのように対応しているかについてですが、所属校の担当者と教育相談センターの担当者、スクールソーシャルワーカーによる子供に対する聞き取り調査を行い、実態の把握を行います。子供が現在の生活をどう思っているのか思いや希望を把握し、その意向を踏まえた支援体制を整えていきます。教育相談センターが直接関わったり、医療や福祉サービスなどの専門機関へつないだり、適切な支援が受けられるよう対応をしていきたいと考えております。  次に、3点目のヤングケアラーに対する支援策についてのヤングケアラーに対しどのような支援策があるか伺うについてですが、市教育委員会では、子供たちの支援が的確に行われるよう、子ども園、小中学校での継続的な観察を行い、その情報が毎月、教育相談センターへ集約される体制をつくっています。必要に応じて、所属校の担当者と教育相談センターの担当者が連携を取り、子供の実態を把握し、家庭の関係調整を行っております。また、児童相談所や警察、病院、中核地域生活支援センター、市保健福祉部等の関係機関による要保護児童対策地域協議会では定期的な実務者会議を開催し、相談内容に基づき、関係機関と共に適切な支援が継続的に実施できるよう連携して取り組んでおります。  以上で答弁を終わります。 140: ◯鈴木直一議員 では、ヤングケアラーについて再質問いたします。  ただいまの教育長の答弁の中で、ヤングケアラーに当たると思われる情報は上がってきておりませんということや、家族の身の回りの世話や入浴、トイレの介助をしているなどのケアを担っている子供もいないと聞き、まずはひとまず安心しました。大人が子供の世話や面倒を見るのに大変なのに、中学生や高校生が親や兄弟の世話をするということは、なおさら大変なことだと思います。しかしながら、ヤングケアラーは家庭内のデリケートな問題のため、本人が語りたがらないため表面化しにくく、世話をしていても声を出して言えない子供もいると思います。先ほど教育長から詳細なる回答がありましたが、今後、ヤングケアラーゼロを目指していくためにはどのような対策を考えているかお伺いいたします。 141: ◯教育長 基本的には、先ほど申し上げましたように学校の教員が個々の子供たちの変化を見逃さないような対応を日々取っていくことが基本になってくるかと思います。また、今、議員のほうからお話がありましたように、子供たちがなかなか言い出せない状況があると思いますので、子供たちが本音の部分を語れるような人間関係を教師との間でつくるということも必要かと思っております。また、基本的には私どもも学校も、ヤングケアラーの状態にある子供がいてもおかしくないという思いで日々対応していくことが基本になってくるかと思います。また、子供たち自身は、悪いことをしているとか、あるいは自分の家庭が特別変わったという思いを持っていないところが、ヤングケアラーの難しさの1つでもあると思いますので、こういった点についても十分配慮しながら個々の子供たちの変化を見逃さないような対応をしてまいりたいと思っております。  以上です。 142: ◯鈴木直一議員 小さい頃から世話をしているような児童は、それが当たり前のお手伝いだと思い込んだりして、抱えている問題が周りの人には伝わりにくいのが大きな課題であると思います。困っている子供が早く助けを受けられるような、そういうヤングケアラーについてみんなが理解を深めることが重要であると思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、2問目の再質問、漁業者の担い手確保について再質問いたします。  漁業の就業を希望する者を対象とした地域漁業技術研修、短期漁業技術研修は、年間、どこで何回やっているかお伺いいたします。 143: ◯農林水産部長 中期漁業技術研修、短期漁業技術研修の年間の開催場所と回数についてお答えいたします。  まず、中期漁業技術研修につきましては、新規就業希望者が漁業技術を習得するとともに、漁業への理解を深め、就業に対する適性を自己判断するため、3か月間の漁業技術研修を実施するもので、県内では、令和3年度、3名が実施いたしましたが、館山水産事務所管内では実施者がおりませんでした。  短期漁業技術研修につきましては、新規就業希望者が漁業への理解を深め、就業に対する適性を自己判断するために、原則として連続5日間の漁業技術研修、これは漁業体験とも言えますが、これを実施するもので、県内では、令和3年度に2名の方が実施をいたしまして、館山水産事務所管内では当市千倉地区と鋸南町の2名の実施がありました。なお、令和4年度は、現在までに県内で2名実施しておりまして、うち1名は鴨川市で実施しているというところでございます。 144: ◯鈴木直一議員 今、部長の回答の中に短期漁業技術研修ということがありましたが、実はちょうど令和4年度の短期漁業技術研修、2人のうち1人は鴨川市のほうへと研修に行くわけですが、残ったもう一人は、岩井の定置網に5日間の漁業研修をやることが、ちょうど昨日はっきりと決まりました。決まりましたけれども、台風11号が北上してきますんで、何日から何日までの5日間ということはまだ決まってはおりませんが、私らも今、船員の少ないところですので、精いっぱい努力はいたしますが、市のほうにしても最善の協力をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 145: ◯農林水産部長 ぜひ就業につながるように応援したいと考えます。 146: ◯鈴木直一議員 じゃ、よろしくお願いします。  では、2問目といたしまして、事業名は定かではありませんが、以前は給料の一部支援事業とか、アパート代の一部支援事業とかがあったと思いますが、今、両方ともなくなっているのでしょうか。国と県が関係する事業だと思いますが、いま一度復活することはできないか。あるいは無理なのか、お伺いいたします。 147: ◯農林水産部長 国や県の事業で、給料ですとかアパート代の一部を支援する事業とのことですが、国の事業では経営体育成総合支援事業という事業がございまして、就業前に漁業学校等で学ぶ者に対して、就業準備資金を交付する制度がございます。また、就業後の漁業現場における新規就業者の長期研修費用といたしまして、雇用主への支援などがございます。新規漁業就業者への生活支援ということでございますが、県及び千葉県地域漁業者確保育成協議会では対象となる事業はなく、難しい状況でございます。 148: ◯鈴木直一議員 今、先ほども申しましたように燃油の高騰とか、水産資源の減少とか、いろいろ漁業者も頑張ってはおりますが、困っておりますので、ぜひ県のほうに支援の復活をやってくれるようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 149: ◯農林水産部長 今のところ、生活支援というところにつきましては支援するメニューがございませんので、県とも相談してまいりたいと考えます。 150: ◯鈴木直一議員 期待はしていませんが、精いっぱいよろしくお願いいたします。  では、3つ目、最後に移ります。道の駅富楽里とみやまについて再質問いたします。  仮設店舗で営業を実施する以前に、仮設を想像してもっと調査研究をするべきであったとつくづく思っております。見切り発車して営業してしまったほうが悪いことには変わりはありませんが、コロナ禍の中で営業していたときよりもさらに売上げが落ちているようであります。私の承知しているところでは、食堂網納屋とあと販売の大漁市場の昨年、コロナ禍の令和3年4月から6月までの3か月間と、今年の令和4年4月から6月までの3か月間の来客数を比較してみますと、食堂網納屋は、昨年は3か月で8,942人、今年は半分もいかない3,737人であります。前年比41.8%であり、大漁市場のほうは、昨年は1万9,492人であり、今年は約半分の9,951人、前年比51.1%というていたらくでございます。狭い仮設店舗の中での営業ということで、承知でやらせたオーナー側のほうにも落ち度はあったのではないでしょうか、回答を求めます。 151: ◯商工観光部長 仮設店舗での営業判断につきまして、市の落ち度がなかったのかということについてでございますけれども、仮設店舗の設置やレイアウトにつきましては、岩井富浦漁協、富楽里農産、あととみやま商販の皆さんと協議をしながら、設置に向けた準備を進めてまいりました。売場面積については、設置する敷地の大きさ等を勘案して、既存の売場面積と同じ規模を確保することが困難であることから、現在の仮設店舗の規模ということになりました。仮設店舗に入って営業するかどうかという判断につきましては、各店舗ごと営業方法等の違いから、各事業者の皆さんに判断を委ねて、仮設店舗での営業を開始したところでございます。工事の遅れが各事業者の皆さんの経営を圧迫しているということは十分に承知しておりますので、一刻も早く改修後の道の駅で営業を再開できるよう、今後も施工業者と一丸となって工事を進めてまいりたいと思っております。  さらに、営業再開後に指定管理者株式会社ちば南房総や事業者の皆さんとアイデアを結集いたしまして、今まで以上に道の駅の魅力と交流機能を高めて、地域の経済効果を生み出してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 152: ◯鈴木直一議員 聞けば、市内の業者がほとんどですので、できるだけ早く完成してくれるようによろしくお願いいたします。  では、もう一問質問いたします。  道の駅富楽里とみやまの仮設店舗で働く皆さんは、改修工事が終わるまで何とか頑張ろうと。とんとんぐらいでも営業できるのではないかと目標に向かって働いていると思いますが、食堂関係だけでなく、農産部門の花や野菜の売上げも伸びていない状況であります。広い範囲で、コロナ禍のときよりも売上げが大きく減少しているようであります。誠に困った問題です。これが事前に分かれば、休業してしまえばよかったと言う人もいるようです。であれば、道の駅富楽里とみやま経済育成支援とか、道の駅富楽里とみやま企業立て直しプランとか、何かよい方法で救済の道を考えるべきと思いますがいかがでしょうか、回答を求めます。 153: ◯商工観光部長 仮設店舗での売上げ減少が続く中で、事業者を救済するような支援がないかという御質問でございますけれども、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして観光需要が大きくさま変わりする中、指定管理者の株式会社ちば南房総と一緒になって、今まで道の駅が取り組んでまいりました集客事業や物販事業をさらに拡充するための取組、仕組みづくりに取り組んでいるところでございます。具体的には市内の道の駅が連携して、地域の事業者の皆さんの販売商品を集荷し、受注、生産、発送業務を株式会社ちば南房総が一手に引き受けて、生産者や加工業者の皆様など個人の事業者では商品を販売するための負荷が大きいインターネットショッピングについて、より多くの事業者の皆さんが参加しやすいように既存の仕組みを再構築いたしまして、地域産品の販路を拡大していこうと取り組み始めております。  また、今までよりも地域の方々に定期的に道の駅へ足を運んでいただこうと、とみうら枇杷倶楽部やちくら潮風王国では、農産物の直売を主体とした朝市のイベントも開催をしております。イベントを重ねるごとに、来客数も増えてきつつあるようでございます。さらに、道の駅の共通のポイントカードというものを導入しまして、購入金額に応じてポイントを付与し、道の駅への来店率と地域の回遊性を高める取組を始めております。  そのほか、地域の飲食店や民宿などの昼食メニューや味覚狩り体験プログラムを受け入れるための総合窓口を道の駅が担い、個人や団体客のツアーを誘致するための仕組みを備えております。このような仕組みや取組を活用いたしまして、改修工事期間中の事業者の売上げ減少を少しでも食い止めたいという考えでおります。また、改修工事が終わった後も、新型コロナウイルス感染症の対策を講じつつ、道の駅が新たな事業の創出やサービスを提供するための牽引役となり、継続的に経済効果を生み出し、さらに伸ばしていけるよう、地域の事業者の皆さんと共に取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 154: ◯鈴木直一議員 今、部長の言ったことはごもっともなことだと思います。しかしながら、商売っちゅうものは、予定どおりにいかないのが商売でございます。しゃくし定規のようなわけにはいきません。今、私の後ろにいる議員の皆さんも、首都圏の皆さんが南房総市に行きたい、南房総市に行ってみたい、そういうような南房総市を目指していると思います。ですから、執行部の方にありましても、南房総市の市民がいたら、困っている人がいたら、愛の手を差し伸べて助けてあげる、そういう精神をこれからもっと強く出していただきたいと思います。終わります。 155: ◯川上清議長 以上で鈴木直一君の質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。再開は1時45分。                                         (午後1時40分)    ──────────────────────────────────────────                                         (午後1時46分) 156: ◯川上清議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、阿部美津江君。 157: ◯阿部美津江議員 11番、阿部美津江、認知症施策の充実について、今回はこの1点、通告に従い質問を行います。  厚生労働省の調べでは、日本における65歳以上の認知症の数は約600万人と推計され、2025年には約700万人が認知症になると予測されております。認知症は脳の病気や障害など様々な原因によって日常生活に支障が出てくる状態を言いますが、高齢者の約5人に1人が認知症になると予測されており、高齢化が著しい本市では、認知症に向けた取組が重要施策であると考えます。  そこで、小さな1点目、本市では2017年に認知症初期支援チームを発足させ、認知症サポーターの推進に取り組んでいると理解はしておりますが、認知症バリアフリー推進の観点から、見守り、捜索に関する取組はどのようになっているのか伺います。  小さな2点目としまして、国が示す認知症施策推進大綱では、2025年までに全市町村は本人、家族のニーズと認知症サポーターを中心とした支援体制チームオレンジを構築するとありますが、本市における現在の進捗状況と今後の取組状況を伺います。  小さな3点目としまして、認知症の方が事故を起こしたときに、介護を担う子供世帯にも賠償責任が及ばないよう、民間の保険会社では個人賠償責任保険の改定をし、自治体が契約者となり、認知症事故に備えた取組も広がりつつあります。介護家族の負担軽減のため、一定の制限を設けた上で、保険に加入する事業を展開する考えはないか伺います。  以上が1回目の質問でございます。よろしくお願いいたします。 158: ◯市長 それでは、阿部議員の御質問にお答えいたします。  認知症施策の充実についてお答えします。  初めに、国における認知症施策ですが、令和元年6月に認知症施策推進関係閣僚会議において、認知症施策推進大綱が取りまとめられております。基本的な考え方として、認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指すという方向性のものです。当市の認知症施策につきましては、国の認知症施策推進大綱に基づき、第9期高齢者保健福祉計画・第8期介護保険計画において、認知症高齢者支援の充実として基本施策に定め、支援体制の整備等を進めているところでございます。  まず、1点目の認知症施策の取組状況についてですが、大綱の柱となる5つの施策の1つに、認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人への支援・社会参加支援がございます。当市における認知症バリアフリー推進を目的とした地域の見守りまたは捜索に関する取組としまして、愛犬と散歩をしながら見守りを行うわんわんパトロール隊、協力事業者と提携した高齢者見守りネットワーク事業、徘徊高齢者等を対象とする見守りシール支給事業を実施しています。  次に、2点目のチームオレンジの整備状況についてですが、チームオレンジとは、近隣の認知症サポーターが支援チームをつくり、認知症の人やその家族の支援ニーズに合った具体的な支援につながる仕組みとされています。現在までの進捗状況ですが、チームオレンジコーディネーター及び認知症地域推進員の養成研修への参加など、支援体制構築のための体制整備に努めております。また、今後は認知症サポーターと共に支援をつなぐ仕組みを検討し、チームオレンジの構築を推進してまいります。  次に、3点目の認知症事故に備えた介護家族の負担軽減についてですが、認知症の人の症状により事故やトラブル等が発生した場合、介護者等に責任が及ぶことがあります。民間保険を活用した救済制度を活用する自治体がある一方で、認知症共生という観点から保険の支援以外に優先度の高い施策があるのではないかと考える自治体もあるようです。現時点において、民間保険に加入する考えはありませんが、国において、民間保険の各保険会社への後押しについて政策効果の分析を行うとしておりますので、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 159: ◯阿部美津江議員 それでは再質問をさせていただきます。  見守り支援事業がありますが、登録数の推移と運用実績、これをお示しください。 160: ◯保健福祉部長 登録数の推移と運用実績についてですけれども、平成30年度から現在まで延べで18名の方が登録されております。現在は10名の方が登録されている状況です。推移としましては、平成30年度には9人、令和元年度は12人、令和2年度には15人、令和3年度には9人、今年度、令和4年の8月20日現在では10人という推移になっております。  以上です。 161: ◯阿部美津江議員 高齢化率、本市は46.8%でしたか、数字を間違えていたらごめんなさいなんですけれども、高齢化に伴い、認知症の方は潜在的に増えている状況だというふうに思われます。各種高齢者福祉事業は、認知症と思われる方や介護が必要になっても住み慣れた地域、自宅で生活できる環境の整備が急がれます。登録数が、毎年度、今、数字を伺いましたら10名前後というふうに確認しました。見守りシール支援事業に登録するに当たり、対象となる規定というものはどのようになっておりますでしょうか伺います。 162: ◯保健福祉部長 今の御質問に答える前に、すみません。先ほどの質問の中で、運用実績についてちょっと回答を漏らしてしまいましたので、それを最初に話しさせていただきたいと思います。運用につきましては、開設当時、平成30年度ですけれども、一般市民の方からの連絡がありましたが、その後につきましては、施設職員の方のテスト運用ということで年三、四回運用されているということになります。大変申し訳ありません。その部分を漏らしてしまいました。  それでは、今の見守りシール事業の登録に当たり、対象者の規定はどのようになっているかについて回答させていただきたいと思います。  徘徊行動により行方不明となり、防災行政無線による捜索放送を利用したことがある方、あとは徘徊行動により警察に通報または保護をされたことがある方が対象となっております。  以上です。 163: ◯阿部美津江議員 ありがとうございます。運用についてもなんですが、当初は市民から連絡があったが、その後はやはり施設での運用にとどまっているということで、この事業自体がやはりもうちょっと周知のほうも積極的に行うべきというふうに考えます。それで、今お伺いしました規定というものの範囲によりますと、やはり何らか事が起こってからの対応というような部分であります。事業への登録規定では事後の報告というか事後の登録というふうになっておりますが、対象となる方への規定、ここの部分を拡充するという必要があるというふうに考えます。  そこで、行方不明事案が起きる前に登録できる仕組みづくりということを望みますが、御見解はいかがでしょうか。 164: ◯保健福祉部長 行方不明事案が起こる前に登録できる仕組みづくりをということですけれども、これにつきましては、規定の中では先ほどの2つが対象者ですけれども、そのほかに対象者としまして、通報や保護される可能性がある方についても一応対象とすることができるとなっておりますので、その辺で対応を図ってまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 165: ◯阿部美津江議員 では、通報や保護される可能性がある方も対象というふうな形というのは、やはり施設職員のテスト運用というところにつながるんですかね。やはり一般市民の中で認知症になっている方、またそういう行方不明事案を起こしてもおかしくないような事案が起きる可能性がある方をキャッチして、そういう取組につなげていかなければならない、このようなふうに私は考えます。近年、防災無線等で、本当に行方不明情報が頻繁に発信されているように感じております。認知症による徘徊行動を起こすと思われる方に対して、未然にやはり支援の体制をつくっていかなきゃいけない、ここが重要になってまいります。  そこで、見守り、捜索に関する取組として、事案が起こってからの今度は見守りまた捜索に関する取組として、協力事業者と連携した高齢者見守りネットワーク事業というのがございますね。登録事業者数と活動の実績、郵便局とも連携している、締結しているというような記憶もきちんと持っているんですが、何十か所かあると思います。ちょっとそこのところをお示しください。 166: ◯保健福祉部長 高齢者見守りネットワーク事業の登録者数及び活動実績についてですけれども、現在88事業所が登録していただいております。活動実績につきましては、見守り協力事業者は、何らかの支援が必要と思われる高齢者を発見した際に、高齢者相談センターなど実施機関に情報を提供していただくことになっております。連絡を受けました実施機関は、必要な支援や対応を図ってまいります。認知症サポーター養成講座を受講し、認知症に対する理解を深め、日常的な見守り活動を現在行っていただいているという状況です。  以上です。 167: ◯阿部美津江議員 ありがとうございます。見守り、捜索協力体制につきましては、広く市民への認知症サポーターの拡大を図ることはもちろん、また地域をよく知る市民にも見守りネットワーク事業への参加登録をできる体制、住民主体の見守りまた捜索体制を整えるべきだというふうに思いますが、ここはどのようにお考えでしょうか。 168: ◯保健福祉部長 見守り体制につきまして広くサポーター拡大を図り、見守りネットワークの参加登録の体制とか住民主体の見守り、捜索体制を整えるべきと考えますがについてですけれども、平成25年度から見守りネットワーク事業を展開し、事業者に協力を頂いております。市民には、平成29年2月1日に南房総市高齢者等見守り宣言をいたしまして、地域社会全体で支え合う見守り体制を強化してまいりました。今後、さらに市民の皆様に認知症サポーター講座を受講していただき、認知症への理解を深めていただいた上で見守りを推進していきたいと考えております。  以上です。 169: ◯阿部美津江議員 チームオレンジの取組推進では、認知症と思われる初期の段階から心理面また生活面、また家族も含めた支援に取り組む仕組みでありまして、市町村がコーディネーターを配置するというふうにありますけれども、その整備状況というのはどうなっているのかお伺いします。 170: ◯保健福祉部長 初期の段階から心的生活面、家庭、家族も含めて支援の取組の仕組みの中で市町村がコーディネーターを配置することになっているが、整備状況はということですが、令和3年度に基幹型地域包括支援センターを立ち上げまして、その職員1名がコーディネーター研修を受講し、現在配置しております。あと認知症地域推進委員という推進する方ですけれども、職員で3名おりまして、共に推進していく体制を整えております。  以上です。
    171: ◯阿部美津江議員 ありがとうございます。コーディネーター研修を1名様が受けたということですけれども、それはとてもいい取組だと思います。国でやってあるのが、認知症地域支援推進員を活用してもよろしいですよみたいなこともある上でも、本市はまたコーディネーターとしてスキルアップの研修を受けて、そこに臨んでいくという姿勢、そこはちゃんとにキャッチしました。ありがとうございます。  では、やはり認知症サポーターが地域にたくさんおられると思うんです。そこをきちんと活用していかなきゃいけない。チームオレンジのメンバーの一員として活躍していかなきゃいけないという体制を整えていかないといけないと思うんです。それで、チームオレンジのメンバーとして地域で活躍するに当たって、認知症サポーターにステップアップ研修も行う必要があるというふうに理解しているんですけれども、現在の認知症サポーターの数とステップアップ研修、ちゃんと受講した人数と、その研修はちゃんとに今後開催されるのかというところをお尋ねいたします。 172: ◯保健福祉部長 認知症サポーターの人数とステップアップ研修を受講した人数並びに計画的な推進ということですけれども、現在登録されております認知症サポーターは延べで5,410人おります。残念ながらステップアップ研修はまだ実施されておりませんので、今後、計画的に開催を検討していきたいと考えます。よろしくお願いします。 173: ◯阿部美津江議員 ありがとうございます。国は2025年を目途にチームオレンジの構築というものを掲げていますので、しっかりとまたステップアップ研修を受けていただく、または日程、計画、そういうものを今後、計画をきちんと立てまして、2025年には地域の方たちも含めてまた取り組めるような形にしていってもらいたいというふうに思います。  認知症では、認知症診断後の直後にはすぐには本当に介護施設には入所できないという問題があります。そうして、相談する人もいないといった人も存在しており、地域人材も含めたチームオレンジの構築をした上で、診断直後の空白期間の支援や認知症の気づきといった部分など、本人や家族が必要な支援、情報をきちんとキャッチしてつなげる仕組みというのはとても重要なことでございます。5,410名の認知症サポーターがいらっしゃるということでお伺いいたしましたが、その中で、意欲のあるサポーターが、ふだんの生活や仕事に支障がない範囲で、チームオレンジのメンバーとして活躍の場を拡大していただきたい、このように考えていますのでよろしくお願いいたします。  また、研修受講や支援活動、こういう部分での参加に対してボランティアポイント制度を設ける自治体がありますが、そこのところはどのようにお考えでしょうか。 174: ◯保健福祉部長 ボランティアポイント制度についてですけれども、確かに取り組んでいる市町村があるというのは承知しておりますが、当市においては、今後介護ボランティア制度について関係機関、団体と調整を図りながら検討してまいりたいと思います。  以上です。 175: ◯阿部美津江議員 私は、以前の議会質問でも一貫して介護ボランティア制度については発言をしてまいりました。今回、地域でチームオレンジを構築するに当たり、やはりボランティアとしてチームオレンジの一員として加わりますサポーターの方々の働き、そういう部分ではボランティアポイント制度を活用いたしまして、また広がりをきちんと体制を整えられるような環境づくりというのができるんではないのかなというふうに思っておりますので、またしっかりと検討していただきまして、よろしくお願いいたします。  最後に、認知症事故に備えた家族の負担軽減についてです。これは答弁要りません。日本総研の調査では、少なくとも全国60の自治体で個人賠償責任保険事業を導入しており、認知症高齢者やその家族、またひいては地域の事業所を含む幅広い市民の安心につながっているという報告結果が示されていました。民法では、認知症等の責任無能力者が事故を起こしても賠償責任を負うことはありませんが、代わりに法定監督義務者が監督義務を怠った場合、賠償責任を負う可能性があるというふうにされております。また、介護を担う人などが事故を予見できたのに回避しなかった場合、介護者が賠償責任を負うということもあります。できるだけ慣れ親しんだ自宅で介護をと思っていても、家族が背負う責任はかなり重いものになってしまいます。本人、家族の不安解消になるよう、この部分も前向きにお考えいただきますようお願いいたしまして、質問を終わりにいたします。  以上です。 176: ◯川上清議長 以上で阿部美津江君の質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。再開は2時15分。                                         (午後2時09分)    ──────────────────────────────────────────                                         (午後2時15分) 177: ◯川上清議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、神作紀史君。 178: ◯神作紀史議員 神作紀史です。通告どおり一般質問に入ります。今回の一般質問は、私からは防災対策について質問をしたいと思います。  まず初めに、本市と友好都市であります山形県飯豊町が、先日、8月3日からの豪雨により甚大な被害を大分受けました。改めてお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復興・復旧を願いたいと思います。  本市は、令和元年の房総半島台風からはや3年を迎えました。今日までの期間で大部分が復旧してきたとは思いますけれども、市内を車で走っていますと、いまだにところどころで台風の爪跡が目につく状況であります。そして、台風の被害から息つく間もなく、今度は新型コロナウイルス感染症の蔓延となってしまい、市民の皆様が、経済的にも精神的にも大きなダメージを受けることとなってしまいました。  また、世界に目を向けますと、南極大陸、北極域など気象の上昇による解氷や永久凍土が解けてしまっている問題、それによりメタンガスが大量に地表に湧出してしまう問題、また異常気象による森林火災や短時間での局地的大雨、そしてそれに伴う河川などの大洪水と、気候の変動がさらに激化している状況が見受けられます。そうした中で、本市の防災対策について、改めていま一度考えてみるときではないでしょうか。  1つ目として、今現在、市内での土砂災害警戒区域は何か所あるのでしょうか。また、土砂災害警戒区域の周辺住民にはどのように周知しているのか。そして、今後、当該区域の改良や防止対策をどのように行っていくのか御答弁願います。  2つ目として、近年、想定外の自然災害が頻発しており、特に集中豪雨により河川が氾濫し、深刻な水害が各地で起きていますけれども、本市の河川等では今日までどのような水害が起きてきたのか。また、危険水域等の監視体制はどのようになっているのか。そして、河川の氾濫などの防止に向けた整備計画は予定されているのかお聞かせください。  3つ目として、今現在、市内で指定されている各避難所は安全性に問題はないのでしょうか。また、広域避難所ともなる小中学校の体育館へのエアコン整備についてはどのように考えているのか。  以上3項目、御答弁願います。 179: ◯市長 それでは、神作議員の御質問にお答えいたします。  防災対策についてお答えします。  まず、1点目の土砂災害警戒区域についての1番目、市内では何か所かについてですが、令和3年3月31日現在で877か所が指定されております。  次に、2番目の土砂災害警戒区域の周辺住民にはどのように周知しているのかについてですが、警戒区域に係る土地所有者及び住家所有者に対して、県から通知と説明会を開催し、周知をしております。  次に、3番目の今後当該区域の改良や防止対策をどのように行っていくのかについてですが、警戒区域の改良や防止対策は非常に困難であるため、大雨等があった場合は速やかに気象情報を把握し、適切な避難行動ができるように市民に周知を図ってまいりたいと考えております。  次に、2点目の水害対策についての1番目、本市の河川等では今日までどのような水害が起きてきたのかについてですが、合併後、河川の氾濫による大規模な被害は起きておりませんが、令和元年の一連の災害で大雨による床上浸水5件、床下浸水34件が発生しております。  次に、2番目の河川の危険水位等の監視体制はどのようになっているのかについてですが、大雨による水位の上昇を監視するため、県が市内の平久里川、岩井川、瀬戸川、丸山川及び三原川の5か所に水位計を設置しており、国土交通省の川の防災情報等のホームページで水位を確認しています。  次に、3番目の河川の氾濫などの防止に向けた整備計画があるかについてですが、県が管理する二級河川平久里川には河川整備計画がありますが、その他の二級河川及び普通河川には整備計画はありません。なお、整備計画のない河川につきましては、樹木の伐採や堆積土砂の除去などの維持管理を行い、氾濫防止に努めております。  次に、3点目の避難所についての1番目、市内で指定されている各避難所は安全性に問題はないのかについてですが、33か所の指定避難所はおおむね耐震化された施設を避難所としており、地震等の災害が発生した場合は、施設の安全を確認した上で避難所として開設するように考えております。  次に、2番目の小中学校体育館へのエアコン整備についてはどのように考えているのかについてですが、気温や湿度が高い時期における避難所の暑さ対策が課題であると認識しております。指定避難所で小中学校体育館を含む屋内運動場は23か所あり、全ての施設において冷暖房設備は設置しておりません。しかしながら、避難者の健康を守るために少しでも過ごしやすい環境を整備することが重要であることから、室内を換気できる大型扇風機やミストファンを各施設に配置しました。今後、猛暑時の災害も想定されることから、小中学校の屋内運動場以外の冷暖房設備が整備されている特別教室等を避難所として利用したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 180: ◯神作紀史議員 それでは再質問をいたします。  土砂災害警戒区域が市内では877か所も指定されているとのことですけれども、一体どのような基準で指定をされているのか。富山国保病院周辺や隣市にありますこの地域にとって中核的な医療機関でもあります安房医師会病院の周辺には何か所あるのでしょうか。また、火葬場や、現在建設中であるし尿処理場周辺はどうか御答弁願います。 181: ◯市民生活部長 まず、土砂災害警戒区域はどのような基準で指定されているのかについてでございますが、指定は千葉県が行いますが、建築物に損壊が生じ、住民に著しい被害が生じるおそれがある区域のうち、住家の周辺で傾斜度30度以上、高さ5メートル以上の急傾斜地に該当した場合に指定されております。  次に、富山国保病院と安房医師会病院の周辺には何か所あるのかについてでございますが、富山国保病院に係る土砂災害警戒区域は、地滑り区域として1か所指定されております。安房医師会病院の周辺につきましては指定されておりません。  次に、火葬場やただいま建設中のし尿処理場周辺についてですが、火葬場及び建設中のし尿処理場に係る指定は現時点でございません。 182: ◯神作紀史議員 御答弁のとおり、土砂災害警戒区域は地滑りの区域として1か所だけとなっておるようですけれども、土砂災害ですから、この判断結果を受けて決して落ち着くことのないように、市でも常に注視していっていただきたいと思いますし、主な担当でもあります県ともさらに連携を密にしていただき、情報の共有を図っていただきたいと思います。  続きまして、土砂災害危険区域の周辺住民に対し、県から通知と説明会をしているとのことですけれども、説明会は今までどのくらい実施されてきたのでしょうか。また、最近はいつ頃行ったのでしょうか。警戒区域の改良や防止対策は非常に困難である旨の説明がただいまありましたけれども、具体的には何が難しいのでしょうか、御答弁願います。 183: ◯市民生活部長 まず、土砂災害警戒区域の周辺住民に対し、県から通知と説明会を今までどのくらい実施してきたのか、また最近はいつ頃行ったのかについてでございますが、千葉県が、平成31年3月に対象者約600人に通知し、富山、白浜、千倉、丸山、和田地区でそれぞれ説明会を開催いたしました。なお、富浦、三芳地区におきましては該当がなく、実施しておりません。また、令和3年の指定の際は、全地区で開催予定でございましたが、コロナ禍ということもあり、説明会の実施ではなく、対象である土地所有者と住家所有者約2,700人に対し、県から関係資料の送付及び電話と窓口での相談で対応をいたしました。  次に、警戒区域の改良や防止対策は非常に困難である旨の説明があったが、具体的には何が難しいのかについてでございますが、本市は指定区域が多く、また急傾斜地であることから、財政的に非常に困難であると考えております。 184: ◯神作紀史議員 ただいまの答弁でもありましたけれども、我が市は市の面積もとても広いということもあり、また地形的にもそうですが、指定区域が非常に多いと思います。それらを全て改善するには財政的にも厳しいのかとも思いますけれども、市民のかけがえのない命と貴重な財産が深く関係することですので、引き続き県とさらに連携をしていっていただき、取り組んでいってほしいと思います。  続きましては、これは南房総市になる前の合併の前のことですけれども、二十数年前には、私の地元にあります二級河川の平久里川が氾濫をしました。昨今の気象状況を勘案した場合、今の状態で、平久里川は安心と言えるのでしょうか。1点目の質問と重なりますけれども、富山国保病院や隣市にあるこの地域にとって中核的な医療機関でもある安房医師会病院の周辺の洪水などの心配はないのでしょうか。また、同様に火葬場や新しいし尿処理場周辺は大丈夫でしょうか。災害時には安全に稼働することができるのか、御答弁願います。 185: ◯市民生活部長 まず、20年前には二級河川平久里川が氾濫したが、昨今の気象状況を勘案した場合、安心と言えるのかについてでございますが、二級河川平久里川では過去に浸水被害が発生していることから、県におきまして平久里川水系河川整備計画を策定しており、その整備計画に基づき、早期に治水安全度を向上させるために河川改修を進めていると聞いております。  次に、富山国保病院や中核的な安房医師会病院は洪水などの心配がないのかについてでありますが、当市の防災マップ、それから館山市のホームページ等で確認をいたしましたが、最大級の降雨が発生した場合、平久里川は、浸水想定区域として富山国保病院の周辺に50センチの浸水が想定されております。仮に富山国保病院が浸水するおそれがある場合につきましては、上層階への垂直避難で対応することとしております。また、安房医師会病院については洪水の浸水想定区域にはなっていないようでございます。  次に、火葬場や新し尿処理場周辺はいかがか、災害時には安全に稼働できるのかについてでございますが、火葬場及び新し尿処理場周辺は浸水想定区域外となっております。また、災害時は施設及び周辺道路等の安全確認、ライフラインの供給状況により稼働することも想定しております。 186: ◯神作紀史議員 県による河川整備計画により二級河川平久里川の河川改修が進められ、その結果、富山国保病院では垂直避難で対応するとなっているようです。垂直避難とは、水害や土砂災害などの災害発生時に、今いる建物や建物の2階以上のなるべく高層階へと移動する避難方法のことであり、周りに高い建物がない場合や夜間などの見通しが悪い状況ではとても有効な避難とされています。また、火葬場や現在建設中のし尿処理場周辺は浸水想定区域外となっているようですが、こちらも引き続き、市と県と連携していただいて、常に最新の情報交換、情報共有を行っていただき、さらには市民に分かりやすく情報を開示していただきたいと思います。  次に、エアコンの整備についてですが、小中学校体育館へのエアコンの設置については、冷暖房設備が整備されている特別教室等を避難所として活用したいとのことですけれども、それでは、活用する教室の数は足りるのでしょうか。また、今回の新型コロナウイルス感染症などの感染症についてはどのような対策を講じていくのか、御答弁願います。 187: ◯市民生活部長 まず、冷暖房設備が整備されている特別教室等の数は足りるのかについてでありますが、住民の方には極力分散避難をお願いした上で、災害の規模や避難者数にもよりますが、限られた条件の範囲に応じて避難所を運営したいと考えております。  次に、感染症にはどのように対策するのかについてでありますが、新型コロナウイルス感染症等に対応した避難所運営マニュアルを基に動線や部屋を隔離し、対応してまいりたいと考えております。 188: ◯神作紀史議員 3年前の房総半島台風発生時では想定もしなかった感染症等に対応した避難所運営マニュアルにあるように、そのときの状況判断が常に求められてくる、常に状況判断が変わってくる状況であると強く思います。また、御存じかと思いますけれども、ニュースでも報道されているとおり、現在、最大瞬間風速75メートルにもなる超大型の台風が沖縄本島に接近している状況です。台風の進路がまだまだ定まっていない不安定な状態ではありますけれども、台風が直撃すればかなりの被害が想定されます。近年の異常気象を考えると、本市にとっても明日は我が身で、最新の台風の状況に注視していかなければなりません。さらには、本日9月1日は防災の日でもあります。市内の学校では避難訓練も実施されたようです。線状降水帯による大雨ですとか台風による災害または地震による災害と、災害と一言では言い表せない厳しい昨今ではありますけれども、これから本格的な台風シーズンを迎えるに当たり、執行部におきましては、令和元年の房総半島台風の教訓を生かしていただき、さらなる防災対策の強化をお願いし、私からの一般質問を終わります。 189: ◯川上清議長 以上で神作紀史君の質問を終わります。    ──────────────────────────────────────────     ◎散会の宣告 190: ◯川上清議長 本日の日程は全て終了いたしました。  これにて散会いたします。                                         (午後2時36分)...